丸山眞男集 〈第9巻〉 一九六一-一九六八

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  • サイズ A5判/ページ数 472p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000919593
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0331

出版社内容情報

平和と民主主義を根源的に問いつづけた戦後日本最大の知識人,丸山眞男の全作品を編年集成した著作全集.1995-96年の第1次刊行に際しては,戦後問い直しの機運のなかで広範な丸山論ブームが巻き起こった.しかし,戦争体制に急傾斜する今日の危機的な日本社会のなかでこそ,本集は熟読されなければならないだろう.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

1
驚いたのは「点の軌跡」ね。あの語り様。(いわゆる「伝統の植物主義」批判―インターナショナルとは何か―そして「主体性」論)意外だったのは、「個人析出」の論文。あれを読み返してみると、「古層論」のラスト(「現代日本を世界の最先進国に位置づける」というくだり)に繋がってるんじゃないかと。丸山のなかで、天皇制やマルクス主義との格闘が後方に下がって、大衆社会という終戦直後には思いもよらなかった問題が前面に出てくるのはどういう形で現われるんだろうかというのが疑問としてあるんだけど、それを考えるのに示唆的だなと。2013/10/02

遠山太郎

1
1)個人析出のパターンを読んだ。近代化過程の個人を「自立・私化・民主化・原子化」に類型分析してある。社会立論として優れていた。戦前日本の大衆・労働史理解に良かった。戦前1900‐の学問的通社会分析はすくない。貴重なので文庫化して広めてほしいと思った◆〈個人析出のパターンいきさつ〉近代に自由などイデオロギーはふくむか。米側は途上国観察、日本側は特定歴史から懐疑的だった。近代化の環境コントロールを、制度と人間関係の社会変動から考察した。想定したもので理念系でしかない。4類型の円形図。上下左右で十字する。2012/11/13

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