宮崎市定全集 〈1〉 中国史

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  • サイズ A5判/ページ数 499,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000916714
  • NDC分類 220.08
  • Cコード C0322

出版社内容情報

世界史的な広い視野から,その研究対象は中国史の全時代,あらゆる分野にわたるほか,西アジア,日本古代にまで及ぶ.アジア史を体系的に捉えなおし,世界史的発展のなかに位置づけた宮崎史学70年の全業績を集大成.

目次

第1篇 古代史
第2篇 中世史
第3篇 近世史
第4篇 最近世史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

43
再読。北宋のあたりを中心に読んでいたが、清朝が気になった。なぜかは、たぶん雍正帝に興味が湧いたからだろうな。アイデアを刺激されるような一文がそこかしこにあるんだけど、自分の中で再構築できないもどかしさ。。想像力がはばたかない理由を考える。2015/06/14

白義

7
巨視的な景気動態を眺め、それに中国史の律動を託し筆に乗せた雄大な筆致が強く印象に残る。今から見ると古い説ばかりなのかもしれないが、さすがは宮崎市定、随所に込められた歴史と史学への思いや、安直な主張に流れぬ堂々たる記述から自然と立ち上る著者自身の肉声が聞こえ、中国にとどまらず世界史を視野におさめた悠久の文明の流れを感じさせてくれる。特に、世界史におけるルネサンスの起点として宋代が格別詳細に描かれているのが見所。岩波全書で上下巻も出ているが、本全集一冊で一気に読むのを推奨する2012/12/02

カザリ

3
市じいの本は、まじで面白い!2012/01/02

丹波橋

1
歴史の本でつまらないのは、事実だけを羅列した年表のような代物だが、 この本は著者の歴史観がはっきりと表れており、司馬遼太郎のように面白い。 北宋衰亡の要因である、官僚政治の硬直化、政府機構の肥大・公務員の増加による 財政逼迫などは現代の先進国にも共通する問題だ。 著者の史観は「景気史観」であり、好景気の時は何をやってもうまくいくから 時の皇帝は明君と称されるが、不景気の時は逆だから暗君となる、という指摘は説得力がある。 ただ著者も現代史を書くのは難しいと言っているし、時代の制約もあろうがチベットに関する記2012/07/23

denken

1
個性が強い。何を強調しているのか明確なのでイメージをつかみやすい。事象の理由や解釈とか評価に力を入れていて,年表を詳しくしただけのような歴史書とは一線を画す。いかにも一人で通史を書きましたという感じ。はっとさせられる名言も多い。漢字の読みに悪戦苦闘した。2009/09/01

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