出版社内容情報
江戸時代,九州は一大文化圏を形成した.日田の広瀬淡窓の私塾咸宜園は全国の俊秀5千人を集め,維新期に活躍する多くの人材を養成した.弟旭荘は若くから天成の詩才を称され,兄淡窓とともに江戸後期の代表的詩人に列せられた.
内容説明
近世文芸のエクリチュール蘇る江戸漢詩。江戸の代表的詩人の詩を紹介する初の選集。国文学・中国文学の研究者が協同し、読み下し・語注・口語訳を付す。
目次
広瀬淡窓(出門遊学;桂林荘;咸宜園;余慶一身にあつまる)
広瀬旭荘(勉めよや不朽の才;三都周遊;詩を作ること一万首;東国詩人の冠)