長谷川如是閑集〈第3巻〉

長谷川如是閑集〈第3巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 407p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784000915236
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0336

目次

現代社会批判 抄(階級戦争の倫理;民衆化と社会的頽廃;「労働の芸術化」か「芸術の労働化」か;快楽論的労働観を排す;進化せざる結婚制度;性的に観た社会;財産に関する一考察;生活としての労働;集団意識と協調主義 ほか)
道徳の現実性 抄(生活の道徳と歴史の虚偽;現代的運動の特徴;正統の道徳と生活の道徳;体験と同情;文明と野蛮 ほか)
現代社会思潮ほか(現代運動に於ける分化的傾向;近代的精神の崩壊;二元社会に於ける文明の成立と崩壊 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

4
「生活へ還れ」。これが如是閑の思想の要諦らしい。生活とは広い意味での労働である。栄養と繁殖のための営みである。資本主義社会はこの生活過程を阻害するに至っており、階級闘争とは「生活する者」の「生活を支配する者」に対する反乱である。そうして、ドイツ観念論・理想主義がブルジョア階級の思想として名指しで批判される。所謂唯物史観なのであるが、このように定義されると、社会主義運動にゲマインシャフト的な意味が付される。天才ではなく生活者集団こそが進歩の主体であるんだが、他方で社会有機体説を採るため、人格は重視されない。2019/03/14

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