出版社内容情報
足尾鉱毒事件を通じて強大な明治国家権力と対峙するに至ったこの異色の大思想家の言説を7巻に集約.20巻全集の成果に依拠し,〈破壊された谷中村の復活=日本国の復活〉の構想に至る生涯の思索の跡をたどる.
内容説明
在世中に読売新聞に連載された田中正造の口述による「田中正造昔話」は、彼の豊かな人間性を知り得る貴重な記録である。この巻にはその全文に加えて草稿・断片からの抜粋を収めるほか、明治21年までの自由民権運動・県会活動に関わる資料を、厖大な論稿・日記・書簡の中から精選し、政治家田中正造の形成過程を探る。
目次
第1章 昔話・回想―予は下野の百姓なり(田中正造昔話;奇談随筆;奇談慢筆;回想断片)
第2章 自由民権(両親・親類宛書簡;国府義胤宛書簡;国府義胤宛書簡;天海耕作宛書簡;国会を設立するは目下の急務 ほか)
第3章 県会活動
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- 和書
- 逆発想の都市政策