内容説明
「中間子について」「素粒子の謎」など、興味深い話題をわかりやすく説いた諸篇を収録。平明な言葉で功みに展開される叙述の中に、新しい学問の確立と形成に不滅の役割を果たされた博士の深い洞察がうかがわれる。博士が「私なりに自分で構成した物理学」と称され、脱線や余談を交えて京都弁で平易に語られた名著『物理講義』もこの巻に収めた。
目次
1 素粒子論のあけぼの(理論物理学の輪郭;放射線と物質;中間子について)
2 素粒子論の進展と混迷(素粒子の謎;素粒子の統一理論)
3 素粒子論の回顧と展望(科学的思索における直観と抽象;素粒子の謎を解く鍵;中間子以後30年;ベータ崩壊の古代史)
4 物理学とは(物理講義)
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