出版社内容情報
1946年『中世的世界の形成』の刊行によって世の注目を集めた石母田正氏は,その後も戦時下における批判精神を基礎に,世界史的視野にたった卓抜な問題意識と実証的かつ鋭利な分析,さらには優れた表現力をもって,瞠目すべき学問的成果を次々に結実させた.残された著作・論文・遺稿類を主題別に編纂した,必携の著作集.
内容説明
本著作集には、著者の主要な著書・論文を洩れなく収録し、また講演記録・新聞寄稿・書評・随筆などをも精選採録した。各著作は主題に即して編成配列し、学問的業績と社会的活動の全体を窮い得るものとした。
目次
1 古代貴族の英雄時代―『古事記』の一考察
2 古代文学成立の一過程―『出雲国風土記』所収「国引き」の詞章の分析
3 日本神話と歴史―出雲系神話の背景
4 国作りの物語についての覚書―『古事記』の性格との関連において
5 日本神話
6 初期万葉とその背景―有間皇子・間人連老・軍王の作品について
7 万葉時代の貴族生活の一側面
8 詩と蕃客



