出版社内容情報
黒澤明は日本が誇る映画芸術家である．その強靭なヒューマニズムに貫かれたシナリオには，人々の熱血をたぎらせた映画創造の秘密がひそんでいる．ここに全監督作品のシナリオと数々の傑作シナリオを集め，黒澤映画の核心を探究する．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうすけ
16
助監督時代に書いたシナリオ『達磨寺のドイツ人』『雪』『敵中横断三百里』が目当てで神保町の古本屋で購入(安くてありがたかった)。結果、面白すぎて、唸りながら読んだ。昔の映画だから単純で分かりやすい、とかじゃなくて、黒澤明の才能が溢れている。『1917』より『敵中横断』の方がよっぽど良い。『雪』が特に好きだし、『達磨寺』も泣ける。若い頃、夜な夜なシナリオを書き、他の映画会社に買い取ってもらっていたそうで、東宝では下働きなのに、他の映画会社の社員からは「黒澤先生」と呼ばれていたという。納得の逸話。2021/01/25
12
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発売日に購入、学生でした。 心酔してるからも、もちろんあるんだけど 面白くて、また読み返します。 きっと何回も、何回も
