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九鬼周造全集〈第4巻〉文藝論

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  • サイズ A5判/ページ数 520p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000905640
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C3310

出版社内容情報

端正な叙述とそれを支える美的感性,存在の偶然性をめぐる深く独創的な思索,そして,広く正確な哲学史的知識.近代日本にあって九鬼周造は真に類い稀な哲学者であった.時流から距離をとりつつ,哲学を超えて文学・芸術に思索の翼を広げた九鬼の全貌を余すところなく示す.

目次

文學の形而上學
風流に關する一考察
藝術と生活の融合
情緒の系圖
日本詩の押韻

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

10
◆1981刊。授業で押韻詩を扱うため、本書収録の「日本詩の押韻」を読む。同論文は昭和16年9月岩波書店刊の単行本『文藝論』に発表されたもので、同テーマの論は昭和5年以降、順次拡張されてきた。◆古今東西、特に日本語の古典~近代の詩における押韻現象を挙げ、日本詩における押韻が可能・有効であり発展の可能性があることを論じる。また、自身の作例も豊富に収録。君津(2001)が言うように、本当に押韻された例なのか微妙な場合もあるが、日本語における具体的確例を無視した抽象的な否定論に立つことにはっきり反論している。2022/10/24

tochork

1
信頼の九鬼さん。日本人がどことなく感じ取っていた「こすれ」のような感覚を見事ことばにされている。2011/05/11

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