プラトン全集〈9〉ゴルギアス・メノン

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  • サイズ A5判/ページ数 396p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000904193
  • NDC分類 131.3
  • Cコード C1310

出版社内容情報

正確,平明な訳と,周到,懇切な注・解説・索引,決定版として定評ある本全集を,多くの御要望に応えて,ここに再刊いたします.人間や自然についてさまざまな問題が山積し,生き方や価値観が問い直されている今日,日常語による対話をもって,思想や生活のあらゆる領域にわたり,根源に至る思考をめぐらしたプラトンの著作は,われわれに豊かなインスピレーションを与えてくれるはずです.〈第5次刊行〉

目次

ゴルギアス
メノン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sonohey

1
【ゴルギアス】細かすぎる議論にイライラしながらも徐々に究極的なテーマにたどり着く展開には引き込まれた。プラトンは道徳的な「善」を最上のものであると確信しつつも、完璧主義っぽく3人の刺客をソクラテスに放ち、弁論術(私は政治家の技術と解釈した)が多くの人を「善」に導く手段であることを証明していく。しかしその夢想的ともいえる「善」の実現はほぼほぼ不可能だろうとつっこまざるを得ない。それでも古今の政治家から数学、幾何学、神話、死後まで取りあげて議論を積み上げるプラトンの純粋すぎるほどの情熱はいったい何なのか。2021/06/30

タロウ

0
先日読んだメノンに引き続きゴルギアスを読む。政治家には二種類あって召使いと哲学者の二つだ。前者は国に雇われた召使いで道路や橋を作ったりして民に気に入られようとする。民を正しい方に導くのでもないし、恩義を受けたら礼をせよ、と教えるわけでもない。あるいは権力を振り回し、最後は民から罵倒されて追放される。哲学者の政治家は、正しい道に民を導くから、民も成長し、政治家が民から非難を受けるなどありえない。今の日本の政治家もこれに学んで欲しいと思った。正しく生きたならば死しても可というソクラテスの姿勢に感服させられる。2022/10/09

0
よか

o

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ゴルギアスだけ読んだ 対話篇だからテキストとしてじゃなく会話として聞くようなふうにして読んだ 進歩史観的にしか読めなかった2021/10/05

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