出版社内容情報
もっと全ての人がその人だけの気持ち悪い愛を、見つめられたらいいのに。――注目の詩人・最果タヒによる、待望のエッセイ集!『ロミオとジュリエット』『幸福な王子』『シンデレラ』…17の物語の「愛」がひっそり抱える異常さを、鋭くやさしく拾い上げる。web「たねをまく」大好評連載+書き下ろし一篇。イラスト=三好愛
【目次】
はじめに
愛は全部キモい 『ロミオとジュリエット』
未熟な恋に罪はない 『人魚姫』
「本物の愛」という暴力 『かぐや姫』
愛はそもそも身勝手 『風と共に去りぬ』
博愛はあなたを焼き尽くす 『幸福な王子』
美しい愛は誰かの破滅 『美女と野獣』
このハッピーエンドに愛は関係ない 『シンデレラ』
愛は誓いを必要としない 『白鳥の湖』
不幸な友にできること 『走れメロス』
絶対に応えなくてはいけない愛なんて、ありません。 『親指姫』
あなたを救える愛じゃなかったとしても 『小公女』
根拠のない愛こそ信じて 『眠れる森の美女』
あなたを憎まない人が、あなたを愛してるわけではない。 『白雪姫』
「あなたを救いたい」が愛になる時、ならない時 『ラプンツェル』
君よ、愛した人を引っ叩け! 『ジゼル』
「愛」より、「人を愛したあなた」が綺麗。 『七夕伝説』
愛で美談になる地獄はない 『マッチ売りの少女』
参考・引用文献
あとがき



