ある日、世界を失う - 〈喪失の文学〉を読む

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ある日、世界を失う - 〈喪失の文学〉を読む

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000617765
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「遠いところまで来てしまった」――五歳でパリに連れて行かれ、日本語の通じない状況に置かれた「私」は、突如として言葉と世界との結びつきを失った。その経験を原点に、人間にとって喪失とは何か、喪失の意味を普遍的にひらく文学の力とは何かに思いを巡らす。半世紀にわたる、フランス語と日本語との往還から生まれたエッセイ集。


【目次】

 はじめに――Nidづくり

第一部 喪失の果ての言葉――文学作品との対話
 失うことを恐れる――多孔性の時代のなかで
 ある日、すべてを失う――エマニュエル・カレール『一三日金』
 失い方を身につける――エリザベス・ビショップ「ある方法」
 存在と不在の中間地帯――バルチュス『ミツ』
 失ったものが私を成り立たせている――『レベッカ』と『夢の浮橋』
 失われていく側に立つこと――ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』
 失うことから学ぶ――ピエール・パシェ、そしてプルースト

第二部 私の喪失と再会の軌跡――日本語とフランス語のあいだで
 喪失の軌跡を言葉で敷きつめる
 根を失う
 戻ることの不可能――距離を生きる
 『ロスト・イン・トランスレーション』――言語の地政学
 〈在る=存在する?tre〉と〈有る=所有するAvoir〉
 日本語で書くことの痛み
 近さと遠さについて――失われた対象との距離感
 失うこと、見つけることのジグザグ

 おわりに――失うことのさらに向こう

 謝 辞

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