日本の食と農―フードセキュリティのための法戦略

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日本の食と農―フードセキュリティのための法戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000617529
  • NDC分類 611.1
  • Cコード C3061

出版社内容情報

海外依存度の高い日本の食料事情は、気候変動、ロシアのウクライナ侵攻をはじめとする世界情勢の激変により危機を深めている。多国籍企業が食資源産業の支配を強めるなか、国内では現場の実情から乖離した長年の政策のために、農業の衰退に歯止めがかからない。打開策はどこに? 法学、行政学、農業経済学の専門家が論じる。


【目次】

 はしがき
  ……………曽野裕夫 東山 寛

序 章 食料・農業・農村基本法の改正と見直しの焦点
  ……………東山 寛 清水池義治 小林国之
 はじめに――本章の課題
 第1節 食料安全保障と自給率向上
 第2節 「合理的な価格」と食料安全保障
 第3節 農業の持続性と自然循環機能

第Ⅰ部 土地・人・タネ

第1章 農地の減少を食い止めるための法政策とは?――生産緑地制度を手がかりに
  ……………山下竜一
 はじめに
 第1節 農地の減少と法政策
 第2節 生産緑地制度
 第3節 農地・農業の多面的機能と多様な担い手の育成
 おわりに

第2章 外国人労働者の受入制度と農業・農村
  ……………宮入 隆
 はじめに――問題の所在
 第1節 農業分野における外国人労働者の受入制度活用の変遷
 第2節 外国人労働者の受入状況と農業分野の特徴
 おわりに――農業・農村にみる共生社会実現の課題

第3章 改正農協法10年の経過とJAの課題――協同組合の価値の次世代への継承
  ……………小林国之
 はじめに――本章の課題
 第1節 2016年に改正された農協法の経過と特徴
 第2節 改正後におけるJAグループ・規制改革実施計画の推移
 第3節 JAにおける次世代との接点とひとづくり
 おわりに――食料安全保障を支える仕組みとしてのJA

第4章 種を確保する法律
  ……………神山智美
 はじめに――種苗とは何か
 第1節 品種の開発,増殖と流通
 第2節 種子法廃止
 第3節 種苗法改正
 第4節 評価――ブランド産地化と海外流出防止策の現在地
 おわりに――デジタル化へも対応しながら

第Ⅱ部 安定して強靭な農業に向けたルール・メイキング

第5章 農業分野におけるデジタルトランスフォーメーションの推進と課題――行政手続と地図情報を中心に
  ……………中谷朋昭
 はじめに――本章の課題
 第1節 デジタルトランスフォーメーションと農業DX
 第2節 食料・農業・農村基本計画と農業DX
 第3節 行政手続に関する農業DXの推進
 第4節 農地情報の集約に関わる農業DXの推進
 おわりに――デジタル化を通じた新たな価値創造に向けて

第6章 2018年度生乳流通制度改革による酪農乳業への影響
  ……………清水池義治
 はじめに――問題の所在と課題設定
 第1節 ミルクサプライチェーンと生乳流通制度
 第2節 2018年度生乳流通制度改革の制度的意味
 第3節 生乳流通制度改革による影響の顕在化
 第4節 農林水産省による生乳流通制度改革の是正措置
 おわりに――規制緩和と需給調整システ

内容説明

食料自給率38%―。日本の食は脆弱な基盤の上に成り立っている。気候変動の加速、ロシアのウクライナ侵攻、ホルムズ海峡「封鎖」によるエネルギー危機、さらに多国籍企業による食資源産業支配が進むなか、日本の食料供給は危機に瀕している。一方、国内では農業の担い手不足と農地の減少が進み、食料を生産する力が揺らいでいる。日本は食を守れるのか。法学・行政学・農業経済学の専門家が結集し、日本の食と農の現実を見据え、フードセキュリティ確保のための戦略を提示する。

目次

序章 食料・農業・農村基本法の改正と見直しの焦点(東山寛 清水池義治 小林国之)
第1部 土地・人・タネ(農地の減少を食い止めるための法政策とは?―生産緑地制度を手がかりに(山下竜一)
外国人労働者の受入制度と農業・農村(宮入 隆)
改正農協法10年の経過とJAの課題―協同組合の価値の次世代への継承(小林国之)
種を確保する法律(神山智美))
第2部 安定して強靱な農業に向けたルール・メイキング(農業分野におけるデジタルトランスフォーメーションの推進と課題―行政手続と地図情報を中心に(中谷朋昭)
2018年度生乳流通制度改革による酪農乳業への影響(清水池義治)
国境を越えた日本の農資源保護のための一考察―家畜遺伝資源不競法を題材として(嶋拓哉)
地理的表示保護(日本GI)制度の効果とその規定要因―地理的表示保護の3事例から(清水池義治 池谷圭裕 正木卓)
地域団体商標と地理的表示―地域ブランドの法的保護をめぐって(中山一郎)
余剰から戦略へ―コメの食料安全保障とフードロー(村上裕一))
終章 フードセキュリティのための法戦略(東山寛 曽野裕夫)

著者等紹介

曽野裕夫[ソノヒロオ]
1964年生。北海道大学大学院法学研究科教授。LL.M.,法学修士。民法・国際取引法

東山寛[ヒガシヤマカン]
1967年生。北海道大学大学院農学研究院教授。博士(農学)。農業経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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