出版社内容情報
幕末から明治に至る激動の時代、閉ざされた社会に生きる福沢諭吉という自我が、「独立」に向かって自己を作り上げていった。「革命」の世を「颯々と」駆け抜けた福沢は、自伝を通じて何を伝えようとしたか。精緻な校注により高い評価を得た新日本古典文学大系明治編版の『福翁自伝』をさらに見直し、増訂を施した決定版。
【目次】
凡 例
福翁自伝
補 注
付 録
福沢諭吉年譜
解 説
自伝の「始造」――独立という物語……………松沢弘陽
増訂版へのあとがき……………松沢弘陽
人名索引
内容説明
晩年の福沢諭吉が、その六十余年の人生を回顧して語った『福翁自伝』。それは、幕末から明治に至る激動の時代に、閉ざされた社会に生まれた福沢という自我が、「独立」に向かって自己形成する物語であった。精緻な校注により高い評価を得た新日本古典文学大系 明治編版の『福翁自伝』(『福澤諭吉集』)をさらに見直し、増訂を施した決定版(編集協力=鷲巣力)。
著者等紹介
松沢弘陽[マツザワヒロアキ]
1930年神戸市生まれ。学制改革により旧制松本高等学校を1年で修了後、東京大学に進学。同法学部・大学院で丸山眞男に師事。北海道大学法学部助教授、同教授、国際基督教大学教授、東京女子大学丸山眞男文庫顧問などを歴任。現在、北海道大学名誉教授。専攻は日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoneyama
9
校注者松沢弘陽氏は1930年生、旧制松本高校最後の入学生で東大、北大などで教授の日本政治思想史研究者。96歳での出版。本文は岩波文庫の再読だが、500pの校注が凄い。こなれた文体も、自叙伝であること自体も、史上初の試みであり時代の中の本書の値打ちは、膨大な校注の周辺情報があって更に強く知ることになる。蘭語→英語の転向、その勉強ぶり、洋行のチャンス、病院、学校、徴兵など、初めて見る仕組みが「わからない」話など、幕末攘夷報復戦争外交の第一線、攘夷派による暗殺の恐怖、上野戦争の最中の経済学講義、校注で深まる。2026/04/27
takao
1
ふむ2026/06/29




