出版社内容情報
生後六か月で訪れた瀬戸内の島に、歌手になって再訪し、四半世紀以上、毎年、無料コンサートをつづける著者。療養所の入所者とかかわりを深めながら、人々が生きた証を音楽文化研究としてのこす挑戦も! いったいなにが彼女をそこまで駆り立てているのか? しなやか、かつユーモラスな文章で綴る、書き下ろし自伝的エッセイ。
【目次】
はじめに
渚
うたうことが大好きな子ども
大きゅうなったなあ
待ってますから
祈るかうたうかしかなかった
そういう時代やったんや
魂のうただから
本当の人間らしさ
国立ハンセン病療養所地図 20
潮騒
先に出会って、あとから知る
私は名もない一人の日本人です
しずまるよ
かかわらなければ
選ぶことは捨てることだ
さざなみ
人生最大のバンジージャンプ
ともにうたい、祈れるだけで
あなたはこれからどうするの?
「甘いヴェール」と「あきらめさす力」
うたは記憶
上と下との隔てなく
大海原
あなたはうたっていい
適切な距離こそ真の接近である
ただの人間ではだめかい?
音楽があったから
生きてこられたんや
おわりに
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