1945年に生まれて―池澤夏樹 語る自伝

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1945年に生まれて―池澤夏樹 語る自伝

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000617055
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和20年7月7日、池澤夏樹は生を受けた。「敗戦後の年月がそのまま人生の時間」である作家の80年の歩みから「戦後」がありありと立ち上がる。父・福永武彦との数奇な運命、デビュー以前の長い猶予とギリシャ、アジア太平洋の島々への旅、そして未来のために私たちがやるべきことは──。いま初めて人生と創作のすべてを明かす。


【目次】

 プロローグ 一九四五年に生まれて

第一章 戦争の終わり、はじまりの帯広
 1 若い詩人の夫婦
 2 父、福永武彦
 3 幼年期の幸福

第二章 ことばの修業時代
 1 成長する東京
 2 入社試験のない人生
 3 南洋、そしてギリシャへ

第三章 長く書くにはゆっくり始めた方がいい
 1 帰還者の憂鬱
 2 「スティル・ライフ」とその時代

第四章 ぜんぶ小説の話
 1 行動する女性たち
 2 未来を想う人々
 3 歴史と物語

第五章 終章というわけではなく
 1 太平洋に属する自分
 2 幸福になる権利

 エピローグ 戦後八十年を迎えて

 系 図
 自筆年譜
 著作一覧
 ぼくのあとがき

内容説明

昭和二十年七月七日、池澤夏樹は生を受けた。「敗戦後の年月がそのまま人生の時間」である作家。その八十年の歩みから、「戦後」がありありと立ち上がる。父・福永武彦との数寄な運命、デビュー以前の長い猶予、ギリシャ、オセアニア、アジアの島々への旅、そして未来のために私たちがやるべきことは―。池澤夏樹がいま初めて、人生と創作のすべてを明かす。

目次

プロローグ 一九四五年に生まれて
第一章 戦争の終わり、はじまりの帯広(若い詩人に夫婦;父、福永武彦;幼年期の幸福)
第二章 ことばの修業時代(成長する東京;入社試験のない人生;南洋、そしてギリシャへ)
第三章 長く書くにはゆっくり始めた方がいい(帰還者の憂鬱;「スティル・ライフ」とその時代)
第4章 ぜんぶ小説の話(行動する女性たち;未来を想う人々;歴史と物語)
第五章 終章というわけではなく(太平洋に属する自分;幸福になる権利)
エピローグ 戦後八十年を迎えて

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年、北海道生まれ。埼玉大学理工学部物理学科中退。1984年『夏の朝の成層圏』で作家デビュー。作品に『スティル・ライフ』(中央公論新人賞、芥川賞)、『南の島のティオ』(小学館文学賞)、『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『楽しい終末』(伊藤整文学賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『静かな大地』(親鸞賞)など

尾崎真理子[オザキマリコ]
1959年、宮崎県生まれ。青山学院大学文学部卒業。読売新聞編集委員などを経て文芸評論に専念。著書に『ひみつの王国 評伝 石井桃子』(芸術選奨文部科学大臣賞、新田次郎文学賞)、『大江健三郎の「義」』(読売文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

159
池澤 夏樹は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、著者、正に戦後80年を生きた自伝でした。著者は、優れた文学者、東大文学部卒か京大文学部卒だと思っていたら、京大受験失敗浪人の上、埼玉大学しかも理系中退の後、世界放浪という、芥川賞受賞する迄は、かなりの黒歴史でした(笑)芥川賞受賞で世界が激変した作家の一人です。その後は、優れた文学者の道を歩み、今日に至るといった感じです。 著者が小説をインチキだと思っているとは。 https://www.iwanami.co.jp/book/b10136570.html 2025/09/12

hasegawa noboru

21
世界を縦横無尽に行き来し旅した稀有な移住人生。見識ある広くて大きな作家だ。その小説は基本的に明るい。陰々滅滅たる個人の内面の苦悩なるものに入っていく日本私小説から文学を読み始めた身からすればなんというか、スケールが違い過ぎてピッタとくるような池澤のよき読者ではない。短編集に『きみのためのバラ』というのがあって、表題作の短篇、たしかメキシコの鉄道を舞台にして、すれ違った少女に向ける一瞬の愛。センチと言えば、それまでだが私が一番好きな池澤作品。2025/07/25

okatake

1
聞き手である尾崎さんの姿勢が素敵。インタビューを行うにあたり、ここまで相手の作品やそれまでの生を噛み砕いているのかと。 私にとっては、池澤夏樹とは文学全集の編集を頭に浮かびます。著作は娘さんとの対談集を読んだのみ。 詩集や小説はなかなかなじめない印象はありましたが、評論やエッセイなどから夏樹ワールドへ入って行きたいと思わせてくれました。 ひとりの文学者を非常に明らかに読者の前にあらわしてくれています。2025/09/15

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