出版社内容情報
産業の構成要素である「現場」を四〇年以上にわたって観察し、考察を積み重ね、産業とその競争力の動態を把握してきた著者は、現場からの「ものづくり経営学」の実証研究と古典派経済学の知見から、産業競争力に関する理論構築へと向かう。I巻では、企業それぞれの競争力の基礎となる組織能力の形成過程について分析する。
内容説明
産業の構成要素である「ものづくりの現場」を40年以上観察し、考察を積み重ね、産業とその競争力の動態を把握してきた著者は、本書で実証研究の成果と、古典派経済学・進化経済学・ものづくり経営学の知見を踏まえて、産業競争力の理論構築へと踏み出した。1巻では、企業それぞれの競争力の基礎となる「組織能力」の形成過程を分析する。(第2巻)
目次
序章 現場発の産業論
第1章 日本の産業構想
第2章 産業の概念―新たな枠組の模索
第3章 ものづくり論―設計起点の現場分析
第4章 競争力論―その多層構造
第5章 価格と費用
第6章 組織能力の進化論―流れを統御する組織ルーチン
第7章 「統合型ものづくり」の組織能力―その進化と偏在
著者等紹介
藤本隆宏[フジモトタカヒロ]
1955年東京生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業、三菱総合研究所入社。89年ハーバード大学ビジネススクール博士号取得(D.B.A.)。90年東京大学経済学部助教授、98年同大学院経済学研究科教授、2004年同ものづくり経営研究センター(MMRC)長。21年早稲田大学研究院教授。専門は、技術・生産管理、進化経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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