編むことは力―ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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編むことは力―ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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  • サイズ 46判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616751
  • NDC分類 594.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

編み物は、フェミニズムや社会運動を支えるツールでもあった。フランス革命時のトリコテウス、アメリカ革命時のスピニング・ビーズ、大戦時のニッティング・スパイ、トランプ政権時のプッシーハット・プロジェクト……。個人と政治、愛と経済を結びつけ、社会を幾度となく編み直してきたパワーの歴史をたどるエッセイ。

内容説明

心安らぐ趣味として親しまれる編み物は、フェミニズムや社会運動を支えるツールでもあり続けてきた。フランス革命時のトリコテウス、アメリカ革命時のスピニング・ビーズ、大戦時のニッティング・スパイ、トランプ政権時のプッシーハット・プロジェクト…。エコノミストで熱心な編み手でもある著者が、個人と政治、愛と経済を結びつけ、社会を何度でも編み直してきたパワーの歴史をたどるエッセイ。

目次

イントロダクション 愛、政治と経済を編む
1 なぜ編み物をするのか
2 糸の檻を開ける
3 革命のために編む
4 フェミニズムと糸の愛憎関係
5 ウール・イズ・クール
6 編み物のネットワークの魔法
7 神経科学時代の編み物
8 ともに編もう―社会を編み直す
エピローグ 必要なのは愛だけ

著者等紹介

ナポリオーニ,ロレッタ[ナポリオーニ,ロレッタ] [Napoleoni,Loretta]
幼い頃イタリアで祖母から編み物を学ぶ。エコノミスト、コンサルタント、コメンテーター、フルブライト奨学生としてジョンズ・ホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際問題研究大学院、ロータリー奨学生としてロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに留学。国際関係と経済学の修士号、経済学の博士号を取得。国際金融、テロリズム、9.11以降の社会変動、ヨーロッパや中国、北朝鮮経済に関し執筆

佐久間裕美子[サクマユミコ]
ライター、アクティビスト。慶應義塾大学卒業、イェール大学大学院修士課程修了。ニューヨーク在住。カルチャー、ファッション、政治、社会問題などに関し執筆。Sakumag Collectiveを通じて勉強会や情報発信などの活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

41
言葉にならない幸福感に溢れる本だった😭このタイミングで読めて本当に良かった本!!!本書は編み物に関するエッセイとなります!そのように書くと編み物の編み方やどんな作品を作ったかとかにフォーカスすると思う。しかし、違う!本書はなかなか稀有な作品。例えるなら本書は1つのブランケットだと思う。縦糸は祖母と著者との編み物の思い出。横糸は編み物をしていた女性などの歴史や経済。これで紡がれた本書(ブランケット)で、私たち読書を温めてくれるそんな感じがする😆2025/05/02

くさてる

24
私個人は編み物とか手芸をまったくやらないのだけど、母や祖母はとにかく作る人だったし「趣味」が女性に与える影響やその意味というテーマには常に興味があるので、面白く読んだ。あまりに身近であるがゆえにそれ自体の持つ力や意味を見過ごされがちなものに視線を向けることで生まれる気づき。もっとたくさんのいろんな立場の人に語ってほしいテーマだと思った。2025/04/01

ズー

18
思ったよりかなり政治寄りで難しめだったけれど、どのエピソードも編み物が絡んでいるので、なんとか読めた。編み物にこれほどの可能性と力があるとは思わなかった。これほどにメッセージ性を持っているとは。癒し効果は長年編んでいるものとしてすごくわかる。体が言うことを聞いてくれる限り、私は一生編んでいくだろうなと思う。それにしても著者はどれだけの災難にあったのか。ハッキリとは書いていないけど、想像するだけで絶望する。巻末の編み図見たら、心が弾んでしまった。しかしかなり個性的だから編むのに躊躇するけど、面白いよ。2025/01/19

luadagua

13
編み物がいつどこで生まれたのか、その起源はわからないらしい。だけど、編み物は古くから常に女たちと共にあって人々を支えてきた。政治に参加することができなかった女たちは、編み物で権力に抗議し、生活を支え、コミュニケーションのツールとしても活用していた。そして傷ついた心を癒したり、愛を表現したり。編むという行為にはパワーが宿っている。そして、不安定なこの時代にあって、私たちにできることといえば、この人生を一目一目丁寧に編み続け、もし間違えたらほどいてまた編み直して乗り越えていくしかないのだろう。ああ、編みたい。2025/05/09

森下なづな

6
積読チャンネルから。 編み物は長年の趣味なのだけど、こんなに書かれるとなんだか自分がとても特別なことをしているような気分になる。 でも、私は日常の何気なさの中にある編み物を愛して、編み物に生かされてきて、この本はそれを発見してくれただけだ。私の何事も一目ずつ編むようにゆったりとしか変わらないはずだ。2025/03/27

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