1インチの攻防―NATO拡大とポスト冷戦秩序の構築〈上〉

個数:
電子版価格
¥4,180
  • 電子版あり

1インチの攻防―NATO拡大とポスト冷戦秩序の構築〈上〉

  • ウェブストアに80冊在庫がございます。(2025年05月12日 09時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 462p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616737
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

ベルリンの壁の崩壊から一年足らず、ドイツ統一は猛烈な勢いで実現した。その過程で、「1インチたりとも」NATOは拡大しない、という約束は交わされたのか。外交史研究の第一人者による本書は、アメリカ・ロシア・欧州各国のリーダーたちがポスト冷戦秩序の構築へ向けて繰り広げた一九九〇年代の壮絶な権力ドラマである。

内容説明

ベルリンの壁の崩壊から一年足らず、ドイツ統一は猛烈な勢いで実現した。その過程で、「1インチたりとも」NATOは拡大しない、という約束は交わされたのか。外交史研究の第一人者が膨大な外交文書と当事者へのインタビュー記録を駆使して著した本書は、アメリカ・ロシア・欧州各国のリーダーたちがNATO拡大をめぐってせめぎあう一九九〇年代のドラマである。上巻では、冷戦の終焉からドイツ統一、ソ連の解体、そして米ロ関係が良好な時期を迎えた九〇年代前半を扱う。現在の世界をも照らし出す一級の現代史。

目次

排除されていく選択肢
第一部 収穫と嵐 一九八九‐九二年(二つのドレスデンの夜;冗談じゃない;境界線を越える;忘却と好機)
第二部 天候回復 一九九三‐九四年(三角を四角にする)

著者等紹介

サロッティ,M.E.[サロッティ,M.E.] [Elise Sarotte,Mary]
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院教授。外交史研究。とりわけ冷戦終結からポスト冷戦期に関する研究を続ける

岩間陽子[イワマヨウコ]
政策研究大学院大学教授。国際政治・欧州安全保障

細谷雄一[ホソヤユウイチ]
慶應義塾大学法学部教授。国際政治史・イギリス外交史

板橋拓己[イタバシタクミ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。国際政治史・ヨーロッパ政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

141
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。まずは上巻から、上巻は、冷戦の終焉からドイツ統一、ソ連の解体、そして米ロ関係が良好な時期を迎えた1990年代前半までです。 続いて下巻へ。トータルの感想は、下巻読了後に。 https://www.iwanami.co.jp/book/b654979.html2025/02/14

Stevie G

4
素晴らしい。興奮しながらページをめくりました。一次資料に基き、中立的な立場から緻密に分析された冷戦後の正確な記録書です。ベルリンの壁が崩壊して、東西ドイツの統合を迫られたコール首相、舞台裏で奔走したベーカーやゲンシャー、ゴルバチョフを葬るためにアメリカに接近しクーデタまがいの勝負に出てソ連を解体したエリツイン、核兵器の存在ゆえに、あまり関わりたくない東欧、ロシア問題に引きずり込まれるパパ・ブッシュとクリントン。ハンガリー、ポーランド、NATOの動き。これらが現在のウクライナ戦争に繋がっていくのですね。2025/04/13

ceskepivo

4
本書によれば、1990年2月9日、ゴルバチョフとベーカーの間で、NATO領域を拡大しない考えで一致したそうである。これがロシアによるウクライナ侵略の遠因となった。2025/03/29

Go Extreme

4
NATOと非加盟国の関係 NATOと非加盟には明確な境界 協調的な秩序の期待は裏切られた NATO: 1990年代ー中東欧諸国の要望とアメリカの戦略的利益→拡大 クリントンー強硬姿勢が逆効果 政治動向: 1990年代・加盟国は30→安全保障強化 バルカン紛争 ハンガリー: 1989年・ワルシャワ条約離脱→東欧諸国に影響 ソ連エネルギー供給停止→欧州評議会加盟申請 ドイツ統一: NATOの新たな役割を模索 ゲンシャー外相・拡大に慎重 アメリカの外交政策: NATO拡大とロシア協力のジレンマ2025/01/31

おかつ

1
なんて本だ!各国のリーダーや政策立案者達が、国益やバランス、長期的な展望などを思案しながら表に裏に駆け引きを繰り広げる。これだけのストーリーを組み立てるのに、どれだけ膨大な資料調査が必要だったかと思うと、著者には頭が下がる思いだ。それにしても、ドイツ統一、ソ連解体の激動の時期に、これほど米露が歩み寄った時期があったのかと思うと、ちょっとしたことで歴史の流れが大きく変わってしまうことに、驚きを禁じ得ない。2025/04/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22324043
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品