調査する人生

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調査する人生

  • 岸 政彦【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616720
  • NDC分類 361.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

長い年月をかけて対象となる社会に深く入り込み、そこで暮らす人びとの人生や生活を描くフィールドワーカーたちは、自分たちの人生もまた調査に費やしている。生活史調査で知られる著者が、打越正行、齋藤直子、丸山里美、石岡丈昇、上間陽子、朴沙羅の卓越した6人のフィールドワーカーたちと「調査する人生」を語り合う。

内容説明

人生をかけて、相手の人生を聞く。長い年月をかけて対象となる社会に深く入り込み、そこで暮らす人びとの人生や生活を描くフィールドワーカーたち。その調査する人生を語り合う。

目次

第1回 打越正行×岸政彦 相手の一〇年を聞くために、自分の一〇年を投じる
第2回 齋藤直子×岸政彦 生活そのものを聞き取り続けて見えてくること
第3回 丸山里美×岸政彦 簡単に理解できない、矛盾した語りを掘り下げたい
第4回 石岡丈昇×岸政彦 生きていくことを正面に据えると、なかなか威勢よく言えない
第5回 上間陽子×岸政彦 調査する人生と支援する人生
第6回 朴沙羅×岸政彦 人生を書くことはできるのか

著者等紹介

岸政彦[キシマサヒコ]
1967年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。社会学。専門は沖縄社会研究、生活史、社会調査方法論。主な著作に『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年、紀伊國屋じんぶん大賞二〇一六受賞)、『東京の生活史』(編著、筑摩書房、2021年、紀伊國屋じんぶん大賞二〇二二受賞)など。「岩波講座 社会学」編集委員。戦後沖縄の本土就職とUターンにおけるアイデンティティの歴史的構築、沖縄的共同性と階層格差という二つの大きな調査プロジェクトを終えて、現在は沖縄戦の生活史調査をおこなっている。あわせて『街の人生』『東京の生活史』などのスタイルで「生活史モノグラフ」を書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイティ

31
岸さんと6名の「質的調査屋」であるフィールドワーカーとの対話集。とても良かった。皆さんとても興味深くて、付箋だらけになりました。他者の行為や選択は、意志だけでなく偶発的なもので、そこに至る大きな歴史や社会構造が入り込んでいて、その文脈の上で「そこに自分が存在したら」という想像力とともに考えなくてはいけないと思った。また、誰もが自分なりの合理性を持っており、「他者の合理性」を意識することで、共感はできなくても、他者がどういう理由で行動や選択しているかを考えたり、聞き取ることで理解に繋がるのではと感じられた。2025/02/15

タナカとダイアローグ

18
生活史を扱う研究者と岸先生の対談集。沖縄のヤンキー、ホームレスの女性、被差別部落の結婚など、抑圧された声にならない声を拾い上げ、個人的なことは社会的なことだなと思わせてくれる。岸先生の、他者の合理性は最重要な概念だと思う。全員が自明だと思っていることなどなく、それぞれ固有の歴史を持ち、固有の「合理」がある。統計では掬い上げることができない個別性をとりあげる質的研究。おもしろいと思うのは、ここの人生がひとつもありきたりではなくオリジナル。それでいて理論が生まれる。面白いで留まらず、エンパシーを拡げる必要性。2025/01/27

かんがく

12
著者の本は5冊目。全部で6つの対談から構成され、それぞれの対談相手の調査対象は沖縄の暴走族、部落差別、女性ホームレス、フィリピンのボクサー、沖縄の少女、在日朝鮮人など多様であるが、全員が調査を行うにあたってとても繊細な配慮と学問的な苦悩をしていることがわかる。その調査が暴力、エモ消費、支援や介入になってしまわないかという配慮であり、個人の人生を描くことが学問として成立するのかという苦悩である。岸さんの「質的調査って「一概に言えなくしていく」作業だと思うんです」という言葉がとても印象的。2024/12/06

二人娘の父

10
すでにおなじみとも言える6人と岸政彦さんとの対談集。あらためて岸政彦は、社会学を変えたんだと思う。何よりもの証明は私のような素人が、本書に登場する6人の単著を読み、それぞれのフィールドで格闘する姿に感銘を受けていること。部外者の読み物として社会学(質的調査)が確立している。小説書いたり楽器演奏したりと、多才さを発揮する岸政彦さんの大衆性もその一因だろう。上間さんの文章読んでると(なぜかいつも電車が多い)いつも身体が熱くなり、まわりの風景から遊離する感覚になる。今回もなった。すごい書き手だと思う。2025/04/12

rors(セナ)

10
社会学者の岸政彦先生が6人のフィールドワーカーと対話した記録。6人それぞれの全ての語りが本当に面白い。また、普段自分が人付き合いをする時に「人を無闇に傷つけない」よう、他者を尊重することがどういうことかをとても考えさせられた。岸先生が何度も言う「他者の合理性」を理解できるように人の話を聞くようにしたいと強く思った。2025/02/15

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