ルポ学校がつまらない―公立小学校の崩壊

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ルポ学校がつまらない―公立小学校の崩壊

  • 小林 美希【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616706
  • NDC分類 376.2
  • Cコード C0037

出版社内容情報

小学生の不登校の数が増え続けている。型にはめ込む管理型の教育現場では、少しでも「普通」から外れると「公立に合わない」「普通の学級に合わない」と「烙印」が押される・・・。教員たちも過酷な労働環境のもとで疲弊していく・・・。格差の再生産のような全国の公立小学校の実態を明らかにし、あるべき教育の原点を問う。

内容説明

公教育の現場で格差が再生産されている!?小学生の不登校の増加が止まらない。「早く」「もっと」「ダメ」「言ったとおりにしなさい」「我慢しなさい」…「右へ倣え」と型にはめ込む管理型の教育現場では、少しでも「普通」から外れてしまうと「公立に合わない」「普通の学級に合わない」という「烙印」が押される…。教員たちも全く余裕のない理不尽な労働環境のもとで疲弊していく…。大人も子どもも息詰まる、公立小学校の実態を明らかにし、本来あるべき教育の原点を問う。

目次

第1章 規格化される教育現場(“右へ倣え”と同じ絵を描かされる;学校が嫌、先生が怖い ほか)
第2章 はき違えた“教育投資”(教員の主観で内申点が左右され中学受験;“課金地獄”の沼にはまる ほか)
第3章 小学校が消えていく(沈没寸前の“タイタニック校”;小中一貫校化の弊害 ほか)
第4章 あるべき小学校を取り戻すために(改めて問う教員の労働環境;教室にもう一人の大人を ほか)
終章 子どもが子どもらしくあるために(仕事モード、親モード;子どもにも人権がある ほか)

著者等紹介

小林美希[コバヤシミキ]
1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業後、株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、2007年よりフリーに。就職氷河期世代の雇用、結婚、出産・育児と就業継続などの問題を中心に活躍。2013年、「「子供を産ませない社会」の構造とマタニテイハラスメントに関する一連の報道」で貧困ジャーナリズム賞受賞。著書『ルポ 正社員になりたい』(影書房、2007年日本労働ペンクラブ賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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よっち

27
不登校の数が増え続けている小学生。型にはめ込む管理型の教育現場になり、教員たちも過酷な労働環境のもとで疲弊する全国の公立小学校の実態を明らかにしようとした1冊。皆と同じを求められる子どもたち、行き過ぎた不適切指導、中学受験という教育投資の加熱と子どもたちのストレス、進む小中一貫校化の弊害、疲弊する教員の労働環境の一方で、N中・N高、私立高校、工業高校などの取り組みなども紹介していましたが、教育改革でやることが増えているのに、人手も予算も不足していてじっくりと取り組めていない弊害が出ているように感じました。2025/01/04

TAK.I

16
第1章から極端な事例に空いた口が塞がらない。体罰や暴言によって学校に行けなくなった子が紹介されている。ほんの一部だろうが、こんな教員がいるのかと呆れる。画一的な指導は子どもの個性を潰す。右へ倣えの指導はもはや時代遅れだ。2章からは管理された早期教育や加熱する中学受験が学校現場に与える悪影響について。これもキツイ。4章に入りやっとあるべき学校の姿が見えてくる。筆者は取材を通しさまざまな学校の取り組みが挙げている。公教育の質の低下が叫ばれて久しいが、子どもたちにとって何が真の幸せかを考える大人が増えて欲しい。2025/02/02

まゆまゆ

12
10年連続で小中学生の不登校が増えている背景にはいまだに画一的な教育現場による対応があるとして、公立小中学校の実態を紹介するルポ。昔ながらの指導を押し付けてくる教師や大人を敬わない児童たち…抑圧された学校という空間の中で大人もこどもも息苦しく過ごしている様子は伝わるが、結局すぐには解決できない。志の高い校長によってルールを変えていく学校も少しずつ増えてきている、のだろうか。2025/03/26

しげ

7
前半は、嘘みたいにひどい事例ばかりで、むしろ嘘だったらいいのに、と思ってしまうほどでした。工業高校やN高の成功例のように、子どもたちが自分に合った学びのかたちを選択できるための、多様な受け皿の整備を望みます。また、受験の低年齢化と加熱によって子どもたちが受ける影響については、もっとしっかりと検証され、議論されるべきことだと感じました。2025/04/16

Riopapa

6
学校や教員を批判した本かと思って読み始めたが、むしろ行政批判。あるいは保護者も。ちょうと『小学校 それは小さな社会』という映画を見てきたが、日本の小学校の良い部分と悪い部分を知った。小中一貫校は良いと思っていたが、どうもうまく行っていないらしい。2025/01/05

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