世界は説話にみちている―東アジア説話文学論

個数:
電子版価格
¥3,630
  • 電子版あり

世界は説話にみちている―東アジア説話文学論

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年07月27日 12時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 342p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616676
  • NDC分類 913.37
  • Cコード C0095

出版社内容情報

巨樹、龍宮、鬼、お釈迦様…。東アジア、漢字漢文の文化圏全般に共通して親しまれる説話モチーフは一体どのように誕生し、伝播していったのだろうか?東アジア説話研究の第一人者である著者が、世界観・群像・西洋との交流という三つの軸から、経典や絵画など、豊富な資料を駆使し、説話がたどってきた道のりを跡づける。

内容説明

巨樹、龍宮、鬼、お釈迦様…。東アジア、漢字の文化圏に共通して親しまれる説話モチーフは一体どのように誕生し、伝播していったのだろうか?経典や絵画など、豊富な資料を駆使し、説話がたどってきた道のりを跡づける!

目次

序章 説話への招待
1 東アジアの世界観(須弥山の図像と言説―アジアの宇宙観;龍宮をさぐる―異界の形象;巨樹の宇宙―環境と生命)
2 東アジアの群像(四つの門をくぐると―転生する釈迦伝;宝誌の顔―東アジアの肖像;見える鬼と見えない鬼―鬼の東アジア)
3 東アジアと東西交流文学(授乳の神話学―摩耶とマリア;アジアのイソップ―“東西交流文学”の世界;二鼠譬喩譚・「月のねずみ」追考―説話の“東西交流”)
結章 説話の東アジアへ

著者等紹介

小峯和明[コミネカズアキ]
1947年生。日本古典文学、東アジア比較説話専攻。立教大学名誉教授。1977年早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

14
説話学というより説話を題材にした図像に対する図像学的な議論が多い。対象とする地域も東アジアに限らず、特に第Ⅲ部は釈迦の母の摩耶の授乳とマリアの授乳を比較したりイソップ物語の東アジアへの伝来を扱ったりと世界規模になっている。第6章の鬼に関する議論は『怪異から妖怪へ』の鬼の章と併せ読むと面白い。こちらは仏教医学へと思わぬ方向への展望が示されている。『三国志平話』冒頭の裁判説話と本邦の幸若舞曲などとの距離が近いという指摘も面白い。2025/01/04

Go Extreme

2
序章: 説話への招待 説話の捉え方: 中国・経律異相や法苑珠林などの仏典から発展 韓国とベトナムの資料の限界 東アジアの世界観: 須弥山ー不動の象徴 帝釈天とその神話ー神話は人間の欲望や慈悲心の教訓を含む 説話の特徴: 多様性ー地域や文化で多様に展開・朝鮮王朝時代の作品 野談や歴史叙述での説話 巨樹と神話: 巨樹を神聖視 樹下の神々の談合や神秘的な出来事 文化的な視点: 文化の相互作用ー文化や言語交流→説話に影響 文字や表現方法発展→文化的アイデンティティ 現代への影響: 古代説話や神話→文学や芸術に影響2025/01/29

takao

1
ふむ2025/07/07

もち

1
仏教に関するものが多い印象を受けた。須弥山と龍宮が縦に繋がっている世界観とは知らなかった。宝誌、二鼠譬喩譚(月のねずみ)については、存在そのものを知らなかった。摩耶夫人や蓮華夫人の乳が飛んで息子の口に入る話は私からすると気持ち悪いのだが、当時は違和感がない理由でもあったのだろうか。イソップ物語が古くから伝来しており、戦国桃山以降に再伝来しているのもおもしろい。2025/03/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22322149
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品