出版社内容情報
スミス、リカードの古典派経済学、ジェヴォンズらによる限界効用革命を踏まえ、新古典派経済学の基礎を形成し、ピグー、ケインズを育てたマーシャル(一八四二~一九二四年)。長く経済学の教科書であり、古典でもあり続ける本書。彼が目を通した最後の第八版の新訳。本巻には第六編を収め、詳細な訳者解題と索引を付す。
【目次】
凡 例
第六編 国民所得の分配
第一章 分配の予備的考察
第二章 分配の予備的考察、続論
第三章 労働の稼得
第四章 労働の稼得、続論
第五章 労働の稼得、続論
第六章 資本の利子
第七章 資本の利潤と企業能力
第八章 資本の利潤と企業能力、続論
第九章 土地の地代
第一〇章 土地保有制
第一一章 分配の一般的考察
第一二章 経済的進歩の一般的影響
第一三章 生活基準との関連で見た進歩
付 録
J 賃金基金説
K 余剰のいくつかの種類
L 農業における課税と改良に関するリカード説
数学付録 ノートXXⅣ
訳者解題
索 引
内容説明
アダム・スミス、リカードの古典派経済学から、ジェヴォンズらによる限界革命を踏まえ、新古典派経済学の大きな基盤を構築し、A・C・ピグー、J・M・ケインズを育てた著者アルフレッド・マーシャル(一八四二‐一九二四年)。長い間、経済学の教科書であり、古典でもあり続ける『経済学原理』。生前の著者が目を通した最後の第八版(一九二〇年刊)の新訳(全四巻)。第4巻には、第六編「国民所得の分配」、付録(J‐L)、数学付録(ノート24)、訳者解題、索引を収める。
目次
第六編 国民所得の分配(分配の予備的考察;分配の予備的考察、続論;労働の稼得;労働の稼得、続論;労働の稼得、続論;資本の利子;資本の利潤と企業能力;資本の利潤と企業能力、続論;土地の地代;土地保有制;分配の一般的考察;経済的進歩の一般的影響;生活基準との関連で見た進歩)
付録
著者等紹介
マーシャル,アルフレッド[マーシャル,アルフレッド] [Marshall,Alfred]
1842年生まれ。ケンブリッジ大学卒業。同大学セント・ジョンズ・カレッジのフェロー、講師、ユニヴァーシティ・カレッジ(ブリストル)の学長兼経済学教授、オックスフォード大学ベイリオル・カレッジのフェロー、講師を経て、85年ケンブリッジ大学の経済学教授。1908年退任。24年没
西沢保[ニシザワタモツ]
1950年生まれ。一橋大学経済研究所教授を経て、同大学名誉教授、帝京大学客員教授
藤井賢治[フジイケンジ]
1956年生まれ。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科元教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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