「昭和天皇拝謁記」を読む―象徴天皇制への道

個数:
電子版価格
¥2,860
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

「昭和天皇拝謁記」を読む―象徴天皇制への道

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月05日 11時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616492
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0021

出版社内容情報

天皇・側近たちの貴重な肉声が残された現代史の第一級史料、「昭和天皇拝謁記」。翻刻などにあたった著者陣が読みどころをわかりやすく解説する。象徴天皇制を始動させるにあたり、天皇は何を考え、宮内庁はじめ周囲はどう動いたのか。最良の「拝謁記」副読本にして、現代の、そしてこれからの天皇制を考えるための必携本。

内容説明

「拝謁記」編集委員らによる最良の道案内!天皇の肉声が残された現代史の第一級史料「昭和天皇拝謁記」。そこからいったい何が読み取れるのか。すぐれた副読本にして天皇制を考えるための必携本。

目次

なぜ、いま「昭和天皇拝謁記」か
第1部 天皇は戦争をどう認識していたのか(責任転嫁の戦争観―皆反省すればわるい事がある;一九五二年の「おことば」問題―然し戦争の事をいはないで反省の事がどうしてつなぐか)
第2部 象徴天皇制はどうつくられたか(昭和天皇にとっての「象徴」―健全な皇室に対する観念をもつと作興したい;水面下の二重外交―今後日本としてアメリカとは仲よくして行かなければならぬ ほか)
第3部 新しい天皇像、新しい皇室像の模索(人間・昭和天皇の胸の内―長官だからいふのだが;皇弟たちとの確執―皇室全体の首長で陛下はおありなのであります ほか)
第4部 天皇を支えた人びと(宮内庁長官の仕事―廻り道はしても一旦きめたら不退転;宮内庁長官・田島道治―其度毎にそれはいけませんと申続け ほか)

著者等紹介

古川〓久[フルカワタカヒサ]
1962年生。日本大学文理学部教授

茶谷誠一[チャダニセイイチ]
1971年生。志學館大学人間関係学部教授

冨永望[トミナガノゾム]
1974年生。公益財団法人政治経済研究所研究員

瀬畑源[セバタハジメ]
1976年生。龍谷大学法学部准教授

河西秀哉[カワニシヒデヤ]
1977年生。名古屋大学大学院人文学研究科准教授

舟橋正真[フナバシセイシン]
1982年生。淑徳大学人文学部兼任講師

吉見直人[ヨシミマサト]
1965年生。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CTC

10
24年8月岩波書店刊。初代宮内庁長官田島道治による、49年2月から53年12月までの昭和天皇との“対話記録”である『昭和天皇拝謁記』は全7刊、23年5月までに同社刊。この編集委員だった古川隆久ら7名自身による解説書が本書。巻頭で古川先生が語っているが、7人の“田島観”は共通すれど、“天皇観”はまちまちだという。田島家の協力なくしては『〜拝謁記』も本書もなかったわけで、ご遺族2人が毎回編集会議(『〜拝謁記』のほう)に加わった旨が本書あとがき(茶谷誠一)に記されている。それら種明かしも本来本書の役割なのだ。2025/03/02

フンフン

7
初代宮内庁長官・田島道治の拝謁記を読み解くと言うのだが、読み解く側が教養レベルとして昭和天皇や田島よりはるかに低いのだからとんちんかんなことを書き散らしている。将棋の名人戦をアマチュア初段が解説しているような解説書。原文を読むべきなのだろうがヒマがない。原文の引用から天皇と田島の高度な考えを読み解くしかない。2024/10/15

つまみ食い

5
戦後、宮内庁長官となった田島道治の遺した資料をもとに昭和天皇とその周辺の様子を分析している。戦後の象徴天皇制への移行と維持を模索する天皇の苦悩や、戦争責任についての認識がうかがえ、GHQや戦後の政治家、皇族たちへの時には愚痴めいた感想も見える。ある意味すぐれて「人間宣言」的な一冊。2025/02/09

中将(予備役)

1
編集委員たちによる昭和天皇拝謁記の解説。田島が遺した記録は秘事の盗み見のようで気が引けるところもあるが、昭和天皇の「◯◯だねー」のような口調に本音が表れていて、記録のダイジェストにもかかわらず臨場感があった。田島の「改革」には入江相政も日記で批判的に書いているようだ。2025/04/24

やご

1
『昭和天皇拝謁記』は、初代宮内庁長官田島道治が1949年から1953年にかけて昭和天皇に面会した際の対話を、田島自身が記録したものです。公的な場面以外での昭和天皇の発言が詳細に残されており、2019年に公表された際には大きな反響を呼びました。本書は『昭和天皇拝謁記』公刊にあたって編集者を務めた6人の研究者と『昭和天皇拝謁記』を発掘したフリージャーナリスト1名による、全7巻という大部の読みどころ・ポイント解説、というものです。(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1573.htm2024/11/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22077512
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品