体罰と日本野球―歴史からの検証

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体罰と日本野球―歴史からの検証

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000616225
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

部活動など、日本のスポーツにおける体罰の問題が絶えない。厳しい上下関係を背景に、指導の名のもとに繰り返される暴力。こうした歪な状態はいつ発生し、なぜ広がっていったのか。日本の代表的スポーツである野球の歴史をたどりながら、膨大な史料を駆使し実証的に考察。体罰なきスポーツ界の実現へ向け具体的に提言する。

内容説明

部活動をはじめ、日本のスポーツにおける体罰の問題が絶えない。厳しい上下関係を背景に、指導の名のもとに繰り返される暴力。こうした歪んだ構造はいつ発生し、なぜ広がっていったのか。日本の代表的スポーツである野球の歴史をたどりながら、膨大な史料を駆使し実証的に考察。体罰なきスポーツ界の実現に向けて具体的に提言する。

目次

体罰の減らないスポーツ界
第1部 体罰発生以前の日本野球(野球部活動の発生と制裁―明治期の一高野球と早慶野球部;野球部の拡大と部員の関係―中等学校の成立と学生野球の組織化)
第2部 体罰の発生と拡大(野球の「近代化」と体罰の発生―大正期の構造転換;戦後野球の拡大と激化・日常化する体罰―学生・社会人・プロへ)
体罰なきスポーツ界の実現に向けて

著者等紹介

中村哲也[ナカムラテツヤ]
1978年大阪府生まれ。京都府立大学文学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。早稲田大学スポーツ科学学術院助手を経て、高知大学地域協働学部准教授。専門は日本スポーツ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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六点

84
ごく最近、京都を代表するスポーツの名門、龍谷大平安の野球部監督が(敢えて名を秘す)体罰でその座を追われた。六点に取っては特に思うところば、「ああ、鈍臭いなあ、まあ、野球部だし、あるあるだよね」と、事の是非は兎も角、そう思った。現役の体育会系の中高生には是非とも読んでいただきたい一冊である。2025/04/13

Toska

14
刺激的なタイトルだが糾弾調ではなく、地に足のついた内容で落ち着いて読める。対戦相手に暴力を振るうフーリガン行為は世界でも珍しくないのに対し、味方に矛先を向ける体罰は日本以外にあまり例を見ない。実際、野球黎明期の明治頃には日本でもフーリガンタイプの暴力が中心で、体罰的な現象はあまり見られなかったという。そこから状況は如何に変化していったのか?体罰史のみならず、日本野球の通史としても有用。2024/09/02

tharaud

10
二十数年前、少年野球で指導者からたびたび暴力を受けて練習に行けなくなった。当時はまだ体罰はよくある話で、異を唱える保護者もいなかった。どうしてそんな文化ができたのか、何に怒ってよいのかもわからなかったが、この本を読んで少なくとも体罰文化の形成過程を知ることができた。野球における体罰は戦前からあったものの、復員兵が軍隊から持ち帰った影響は否定できないようだ。星野だけでなく、聖人視されている王や長嶋も苛烈な暴力を振るったことがあるという指摘も重要だ。時代のせいだけにしてはならない。2023/12/29

チェアー

8
野球少年だった自身の経験、特に「なぜ殴られなければいけないのか」との思いからまとめた労作。 体罰がしごきが続けば野球は子どもたちが選ぶスポーツから排除されていくはず(既にそうなっている)。特に野球では甲子園至上主義をアホらしいと思わない限り、体罰としごきの根は絶えないだろう。スポーツを嫌いになる仕組みは即刻改めるべき。 2024/04/04

ポルポ・ウィズ・バナナ

5
◎明治期までは対外的な暴力はあったが部内における体罰の慣習はみられない。◎1917年、大阪朝日が大会を創設したことにより「野球害毒論」を払拭するために「礼儀正しさ」を強調。模範的な青年のイメージ報道。◎1925年に六大学野球が成立。大正末期から強壮な身体と明朗な性格から「体育会系」が企業から高い評価を受けるようになる。◎1919年、早稲田初代監督「一球入魂」の生みの親、飛田穂洲が「戦術技術は新しく」「精神は古く」をモットーに。 2024/03/17

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