福祉国家の基礎理論―グローバル化時代の国家のゆくえ

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福祉国家の基礎理論―グローバル化時代の国家のゆくえ

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000616157
  • NDC分類 364
  • Cコード C0036

出版社内容情報

グローバル化、新自由主義、人への投資、排外主義、ポピュリズム……。私たちを「ゆりかごから墓場まで」支えてきた福祉国家は、変化の只中にある。福祉国家はどこから来て、どこに向かうのか。資本主義、国家、社会運動の相互関係を歴史と理論から読み解き、人びとの「自由な選択」を保障する新たな福祉国家を展望する。

内容説明

グローバル化、新自由主義、人への投資、排外主義、ポピュリズム…。私たちの生活を「ゆりかごから墓場まで」支えてきた福祉国家は、いま大きな変化のただ中にある。福祉国家はどこから来て、どこに向かうのか。資本主義、国家、社会運動の相互関係を歴史と理論から読み解き、人びとの「自由な選択」を保障する新たな形の福祉国家を展望する。

目次

序章 問題の所在
第1章 福祉国家の政治経済学―展開と課題
第2章 資本主義の臨界―商品化と脱商品化
第3章 国家とガバナンスの二重性―対抗性と相補性
第4章 社会運動と規範―自由をめぐる対抗
終章 理論的総括と展望

著者等紹介

田中拓道[タナカタクジ]
1971年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。フランス社会科学高等研究院DEA課程修了。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)。北海道大学講師、新潟大学准教授などを経て、一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は政治理論、比較政治。主な著書に『貧困と共和国―社会的連帯の誕生』(人文書院、2006年、社会政策学会奨励賞)、『福祉政治史―格差に抗するデモクラシー』(勁草書房、2017年、損保ジャパン日本興亜福祉財団賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とある本棚

10
資本主義・社会運動・国家にまつわる近代以降の理論史を振り返る一冊。タイトルは福祉国家となっているものの、本書の射程は広く、順不同で戦争国家論・マルクス主義・ガバナンス論・ネオコーポラティズム・脱商品化論・社会亀裂論・ポピュリズム等々、政治学における主要理論が縦横無尽に展開される。国家や資本主義における理論的変遷を大掴みできた点で有用であった一方、議論が発散しがちであり、著者独自の視点があまり見えないなど不満もある。終章の今後の展望の部分をもう少し知りたかった。2023/12/03

Bevel

8
戦争継続のための財政維持から国家が出てきて、とりわけ世界恐慌などをきっかけ福祉国家化していく。資本主義を補正するものとして国家観は結局労働力の「再商品化」や「社会的投資」を試みることになり、規範の内面化を通して、マイノリティを排除してしまう。こうした体制はグローバリズムと結びつくことで、社会的投資国家、自由な選択の政治、排外主義ポピュリズムという三つ巴の構造を形成するという感じ。福祉国家の原点にある基本材の事前の再配分から考えるロールズが最後でてくるのはそうそうと思った。2024/10/28

Ra

3
資本主義、国家、社会運動のそれぞれのメカニズムが結合し福祉国家が成立したという観点から、それぞれの理論(史)を各章で分析する書。【資本主義】古典派経済学→厚生経済学、市場の失敗が修正されたとしても「効率性と公平性のトレードオフ」という、主流派経済学の枠組み内では答えられない問題が生じるため、功利主義あるいは正義論という規範的原理を外部から呼び寄せなければならない。また、労働力の商品化の議論においては、その再生産のために資本主義は、その外部に自らを支える基盤を要すること、現代政治経済学ではむしろ「再商品化」2024/01/28

Go Extreme

2
福祉国家;近代化論と福祉国家 批判理論と構造 構造→制度 アクター規定・主題化 資本主義: 商品化の意味 モラル・サイエンス→エコノミクス 脱商品化→再商品化 レギュラシオン理論 資本主義の多様性 節 国家とガバナンス: 伝統的国家論の限界 戦争国家論 資本主義と国家 ガバナンス論の展開 ヘゲモニーとイデオロギー フーコー主義 社会運動と規範:社会運動論の展開 福祉国家と社会運動 近代国家と正統性 資本主義と国家の変容 1970年代の転換 グローバル化と亀裂 総括と展望:資本主義―国家―社会運動の相互関係2024/01/31

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