さみしさは彼方―カライモブックスを生きる

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  • サイズ 46判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000615822
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

南九州ではサツマイモをカライモと呼ぶ。水俣、石牟礼道子への思いを胸に、京都に古本屋を開いたふたりは、それぞれがひとりであることをわかちあいながら、家族で店を営み、言葉によって自身に降り、世界への希望をつなぐ。試行錯誤の道のりと、石牟礼道子旧宅移転に臨む勇気。生きることへのほんとうに向かう随想集。

内容説明

石牟礼道子への思いを胸に、京都に古本屋をひらいたふたり。それぞれがひとりであることをわかちあいながら、家族で店を営み、言葉を信じ、世界への希望をつなぐ。試行錯誤の道のりと、水俣移転に臨む勇気。生きることのほんとうへと向かう随想集。

目次

わたしをわたしとして引き受けようとするときに(光―「唐芋通信」創刊の言葉に代えて;風をみる ほか)
帰るべき日常がないということと生きることのほんとう(秋;産み育てる ほか)
ときには心のままに声を出せることがあるかもしれない(よあけ;鈍さをとめおく ほか)
わかりあえることはないのだからわかりあえるかもしれないという夢をみる(カライモブックス・フォーエバー;親密な蔓 ほか)

著者等紹介

奥田直美[オクダナオミ]
1979年生まれ、東京で幼少期を過ごしたのち、京都府亀岡市で育つ。出版社勤務のかたわら、順平と水俣に通いはじめる。退職後二人でカライモブックスを開店

奥田順平[オクダジュンペイ]
1980年京都市に生まれ育つ。1998年から無職とアルバイトの反復。2006年から直美と水俣に通いはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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slowpass

6
京都の古書店カライモブックスの14年。定期的に出されていた唐芋通信がまとまっている。そしてカライモブックスは水俣へ移転する。カライモさんは、自分がそれまで知らなかった文化に触れる中継地点だった。社会運動、歴史、フェミニズム、アナキズム・・。色々な人にも出会った。物々交換カフェこしかけ工房の河合有さんも、NPOココペリ121も、西川勝さんも。ぽつぽつと重なることもあった。化学物質過敏症のことや、親の死や。直接に会ってお話しもするけれど、本というかたちで相対すると、より深く伝わってくることもあった。2023/02/27

しゃる

1
『苦界浄土』で知られる石牟礼道子の世界に惹かれ、古本屋「カライモブックス」を創業した二人の、定期刊行物「唐芋通信」から抜粋してまとめた短篇集のような作品。未だ終わらぬ水俣を巡る懐かしい生活と不条理に留まらず、東日本大震災のさなかに感じ逃げ出した記憶まで、二人が交互に思うところを語る。逃げ出してもいいのだ。陸海空全てが何かに覆われ包まれ、かつてなかったものが私たちを構成しようとやってくるなか、生きるべき世界を探して。京都にいらっしゃる間に伺いたいと思っていたらあれよあれよという間に水俣へと越されてしまった。2023/09/03

HH

0
「わたしたちが石牟礼さんの大ファンで古本屋をはじめたことを石牟礼さんは知っている。東京電力の原発から逃げてきたのも知っている。えらそうなこと、うつくしいことを言う舞台は見事に出来上がっているのに、石牟礼さんが言ったのはわたしたちの転職先だった。昨夜ずっと考えていた。ほかによい案が浮かばなかった。申し訳ないです、としきりに謝ってこられるのだ...生活だ。まずお金儲けの算段をつけねばと石牟礼さんは必死に考えてくださった。わたしにはなにも力になれないと、石牟礼さんは何度も謝られる」2023/05/23

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