出版社内容情報
南九州ではサツマイモをカライモと呼ぶ。水俣、石牟礼道子への思いを胸に、京都に古本屋を開いたふたりは、それぞれがひとりであることをわかちあいながら、家族で店を営み、言葉によって自身に降り、世界への希望をつなぐ。試行錯誤の道のりと、石牟礼道子旧宅移転に臨む勇気。生きることへのほんとうに向かう随想集。
内容説明
石牟礼道子への思いを胸に、京都に古本屋をひらいたふたり。それぞれがひとりであることをわかちあいながら、家族で店を営み、言葉を信じ、世界への希望をつなぐ。試行錯誤の道のりと、水俣移転に臨む勇気。生きることのほんとうへと向かう随想集。
目次
わたしをわたしとして引き受けようとするときに(光―「唐芋通信」創刊の言葉に代えて;風をみる ほか)
帰るべき日常がないということと生きることのほんとう(秋;産み育てる ほか)
ときには心のままに声を出せることがあるかもしれない(よあけ;鈍さをとめおく ほか)
わかりあえることはないのだからわかりあえるかもしれないという夢をみる(カライモブックス・フォーエバー;親密な蔓 ほか)
著者等紹介
奥田直美[オクダナオミ]
1979年生まれ、東京で幼少期を過ごしたのち、京都府亀岡市で育つ。出版社勤務のかたわら、順平と水俣に通いはじめる。退職後二人でカライモブックスを開店
奥田順平[オクダジュンペイ]
1980年京都市に生まれ育つ。1998年から無職とアルバイトの反復。2006年から直美と水俣に通いはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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