台湾の少年〈2〉収容所島の十年

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台湾の少年〈2〉収容所島の十年

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  • サイズ B5変判/ページ数 190p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784000615464
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0079

出版社内容情報

一九五〇年、無実の罪で逮捕された蔡焜霖は、激しい拷問に遭い、自白を強要されると、政治犯として離島・緑島(ルビ:りょくとう)に送られる。強制労働に従事し、「再教育」を受ける長くつらい十年間、支えになったのは家族の手紙や、同じように収容された人びととの友情だった。白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック、第二巻。

内容説明

1950年代、白色テロの恐怖は台湾を覆っていた。焜霖は高校時代に読書会に参加したことで逮捕され、一千名あまりの政治犯とともに緑島の収容所に送られる。きびしい労働を科され、些細なことで懲罰を受けるような日々。出獄までの長くつらい10年間、支えになったのは家族の手紙や、収容された人々との友情だった。日本統治時代から戒厳令下の時代、民主化を経て現代まで、白色テロの傷を負いながら生き抜いたある個人の人生でたどる、激動の台湾現代史。

著者等紹介

游珮芸[ユウハイウン]
台湾大学卒業後、お茶の水女子大学で博士号取得。台東大学児童文学研究所所長。研究、教育のほか、児童文学の編集、創作、翻訳、評論に携わる。本作の脚色を手がけた

周見信[シュウケンシン]
台北芸術大学卒業後、台東大学児童文学研究所博士課程在籍中。創作と児童文学と美術教育に関心がある。2016年に『小白』(郭乃文との共作)で信誼幼児文学賞を受賞したほか、多数の作品を手がける

倉本知明[クラモトトモアキ]
香川県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。学術博士。台湾文藻外語大学准教授。専門は比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

27
普通の学生だった焜霖が捕まるなんて、それはただの冤罪です。刑務所の中は、彼と同じように捕まってしまった人ばかりなので、もめごとなどは起きません。それだけが救いだったのかもしれません。自分の手柄のために無実の人を捕まえたり、殺したりする人が世界中にいるのですね。それがどんなに愚かなことなのか、わからない人たちが、今も同じようなことを続けています。人間とは、なんと愚かな生き物なのでしょうか。2024/11/13

Bo-he-mian

18
日本ではあまり知られていないが、台湾の現代史を語る上で欠かせない言葉に「白色テロ」がある。戦後、共産党との内戦に破れ台湾へ逃亡した国民党政権が行った「赤狩り」の事で、「100人を誤殺してでも、1人も逃すな」という、スペインのフランコ政権の「ビバ・ラ・ムエルタ(死よ、万歳)」の如き非道の方針のもと、冤罪、捏造、誤審、監禁、拷問、自白強要などで無数の人々が、収監はもとより処刑された暗黒の時代が何十年も続いた。これはその冤罪によって10年もの間収監され、後に児童文学の編集者になる、蔡焜霖氏の実話の漫画化である。2023/03/31

二人娘の父

13
知らないことばかりの戦後の台湾。中華人民共和国との対峙により、徹底した反共政策による、政治犯の収容所の存在。本当に知らないことばかり。この企画の凄さを2巻目にして実感…。2022/09/07

marsan

12
図書館本。 1950年代、台湾は白色テロの恐怖に覆われていた。 蔡焜霖は、高校時代に読書会に参加したことで反体制分子とみなされ無実でありながら逮捕、緑島の収容所に送られた。 厳しい労働と思想教育を科され、些細なことで懲罰を受けるような日々を送った。 出獄までの10年間、支えになったのは家族からの手紙や、収容されていた仲間との友情だった。 歴史を学ぶことで、民主化された台湾の今を考えるきっかけになっている。24422024/09/29

Midori Matsuoka

11
高校で読書会に参加してたことが反乱を計画していた非合法組織に加担していたという謂れなき罪をなすりつけられ10年間の服役生活を強いられる蔡焜霖氏。 生きていて良かったと思う一方で本一冊ではおさまりきらない苦しい日々を思うと胸が痛い。 20歳から30歳の10年間…淡々と描かれているものの、奪われた自由は戻ってこない。当時声に出せなかった心の叫びを今更であっても声を大にして訴えてほしい。2025/03/08

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