出版社内容情報
ポルノ、エロコンテンツにきわめて寛容な日本社会。AV出演強要訴訟は、低年齢化・深刻化するポルノ被害の一端を明るみに出した。被害者からNPOに寄せられた自己回復へ向けた声、向き合う相談員の声が重なり合い、埋もれた被害を掘り起こしていく。ネットを通じ世界規模の産業となっている性暴力の商品化に私たちはどう向き合うのか。
内容説明
ポルノやエロコンテンツにきわめて寛容な日本社会。AV出演強要訴訟は、低年齢化・深刻化するポルノ被害の一端を明るみに出した。NPOに寄せられ続ける被害者の自己回復へ向けた声、それに向き合う相談員の声が重なり合い、埋もれた被害を掘り起こしていく。インターネットを通じて「性暴力の商品化」が世界規模の産業となっているいま、私たちはこの無数の#MeTooを聞き取れるだろうか。
目次
第1部 埋もれたポルノ被害者の声を聞き続けて―#MeTooがここにあった(AV制作過程での性暴力被害を掘り起こす;AV事件の裁判をどう闘うか―被害の実態と法のギャップの中で;「本当に素朴な田舎の子だった」―AV被害当事者の語りを聞く;AV出演強要問題から考える「自発的でない同意」―「自由意志」と「強制」の狭間で)
第2部 インターネットに乗る性被害―量と質の飛躍的展開(インターネットが被害を無限に拡大する―相談から見えるデジタル性被害の実態;韓国でデジタル性暴力と闘う―DSOの活動から;オンライン・ポルノと性の人格権)
第3部 ポルノの日本化―デジタル性被害を牽引する「性進国」ニッポン(AVカルチャーを輸出するポルノ大国・日本;「ゲイシャ効果」―欧米は日本の性産業をどのように利用しているか)
座談会 苦しみへの共感から支援は始まる
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災害大嫌い美少女・寺
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