出版社内容情報
自らに都合の良い思考、異論や批判の排除、過度のナショナリズム、敵の動機や能力の過小評価、文化的・人種的偏見--今もなお世界を覆う「戦争の文化」の本質を、真珠湾攻撃から原爆投下、九・一一事件、イラク戦争に至る日米の愚行を通じて描き出す。『敗北を抱きしめて』で知られる碩学の長年にわたる研究の集大成。
内容説明
アメリカによるイラク戦争開始と日本による真珠湾攻撃、イスラム過激派による「テロ攻撃」とアメリカが日本に対して行った「テロ爆撃(無差別爆撃・原爆投下)」、アメリカによる日本占領とイラク占領―様々な比較を通して、今もなお世界を覆う「戦争の文化」の本質を描き出す。『敗北を抱きしめて』で知られる碩学の長年にわたる研究の集大成(全二冊)。
目次
第2部 テロ(承前)(原爆投下の論理;原爆投下の心理―魅惑、美、理想;取り戻せない悪)
第3部 国家建設(日本占領とイラク占領;法、正義、犯罪;市場原理主義)
著者等紹介
ダワー,ジョン・W.[ダワー,ジョンW.] [Dower,John W.]
1938年生まれ。アマースト大学卒業。ハーバード大学博士号取得。日本近代史・日米関係史。マサチューセッツ工科大学名誉教授
三浦陽一[ミウラヨウイチ]
1955年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。中部大学人文学部教授。現代日本政治外交史
田代泰子[タシロヤスコ]
1944年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳家
藤本博[フジモトヒロシ]
1949年生まれ。明治大学大学院博士課程単位取得満期退学。元南山大学外国語学部教授。現代アメリカ外交史。博士(国際関係学)
三浦俊章[ミウラトシアキ]
1957年生まれ。国際基督教大学大学院修士課程修了。朝日新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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