戦争の文化〈下〉―パールハーバー・ヒロシマ・9.11・イラク

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戦争の文化〈下〉―パールハーバー・ヒロシマ・9.11・イラク

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  • サイズ 46判/ページ数 378p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614863
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0021

出版社内容情報

自らに都合の良い思考、異論や批判の排除、過度のナショナリズム、敵の動機や能力の過小評価、文化的・人種的偏見--今もなお世界を覆う「戦争の文化」の本質を、真珠湾攻撃から原爆投下、九・一一事件、イラク戦争に至る日米の愚行を通じて描き出す。『敗北を抱きしめて』で知られる碩学の長年にわたる研究の集大成。

内容説明

アメリカによるイラク戦争開始と日本による真珠湾攻撃、イスラム過激派による「テロ攻撃」とアメリカが日本に対して行った「テロ爆撃(無差別爆撃・原爆投下)」、アメリカによる日本占領とイラク占領―様々な比較を通して、今もなお世界を覆う「戦争の文化」の本質を描き出す。『敗北を抱きしめて』で知られる碩学の長年にわたる研究の集大成(全二冊)。

目次

第2部 テロ(承前)(原爆投下の論理;原爆投下の心理―魅惑、美、理想;取り戻せない悪)
第3部 国家建設(日本占領とイラク占領;法、正義、犯罪;市場原理主義)

著者等紹介

ダワー,ジョン・W.[ダワー,ジョンW.] [Dower,John W.]
1938年生まれ。アマースト大学卒業。ハーバード大学博士号取得。日本近代史・日米関係史。マサチューセッツ工科大学名誉教授

三浦陽一[ミウラヨウイチ]
1955年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。中部大学人文学部教授。現代日本政治外交史

田代泰子[タシロヤスコ]
1944年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳家

藤本博[フジモトヒロシ]
1949年生まれ。明治大学大学院博士課程単位取得満期退学。元南山大学外国語学部教授。現代アメリカ外交史。博士(国際関係学)

三浦俊章[ミウラトシアキ]
1957年生まれ。国際基督教大学大学院修士課程修了。朝日新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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風に吹かれて

19
 原子爆弾は、なぜ投下されたのか。1945年2月のヤルタ会議で対日参戦が承認されたソ連は8月15日の参戦に向け準備。一方、ソ連参戦によるソ連の南下、共産主義の広まりを懸念したアメリカは、ソ連参戦前に戦争を終結させたかった。同時に、今後のソ連の戦争意欲を挫くために徹底した破壊力を持つ核爆弾の威力を誇示しようと核爆弾投下を決定した。科学者のみならず軍部からさえ懸念が伝えられたが大統領府は耳を貸さなかった。 →2022/08/17

羊山羊

12
日本への核攻撃へと米国を駆り立てていったものは何かを問う序盤から始まり、日本とイラクとであまにも対照的となったその後の統治へ話は及ぶ。核攻撃には米国内の強い成功への欲望と政治的配慮があった。巻末後書きに述べられる、米国の「力、Force」崇拝なのだ。いかに日本とイラクに差があったか、6点の特徴を指摘して統治に必要な要素を炙り出しにする1冊。2022/03/06

tama

6
図書館本 新刊案内から 上巻から話が繋がってるが、如何様に進んだのかよく分からぬ。全体としてのまとめはエピローグで出来ていて「他人も自分も騙すような~戦争の文化が含まれている」が結論でしょう。で、どうすればいいか。具体的には「正義とか祖国とか愛国とかことあるごとに口にするやつは絶対に議員にしちゃあいかん、たとえ地方議員にでも。」ということではないか?それこそが戦争を避ける方法のように思える。他人も自分も騙す行為は感染し、拡大するからねえ。2022/06/27

読書熊

4
透徹した視点、格式ある文体。最後の最後まで興味深く読んだ2022/03/31

トト

3
日本研究者のアメリカ人が 第二次世界大戦の日米と、イラク戦争について考察した上下巻。1941年12月8日の真珠湾攻撃と2001年9月11日のテロ攻撃。アジア解放を旗印に戦争を始めた日本と、イラク解放を目的に戦争を仕掛けたアメリカ。この2つの戦争を対比し、類似点、相違点を明らかにしていく。日本の占領から復興の成功体験が、後のアメリカの戦争に悪い影響を与えてしまった。もしアメリカが軍事力を失ったとしたら、報復を望む民族がどれほど居るのだろうか・・・。日本本土に行ったテロ爆撃と原爆投下の話はアンチが増えそう。2022/01/30

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