出版社内容情報
一三─一六世紀、マムルーク朝下のカイロやダマスクスでは、支配層から一般民衆に至る人々が結びあうさまざまな関係性のなかで、社会が営まれた。ヨーロッパ/アジアという二分法を超えてイスラームの都市社会を描いた社会史・都市史の名著。中国社会とイスラーム社会を比較した補論「ヒエラルヒーとネットワーク」を併載。
内容説明
一三‐一六世紀、マムルーク朝下のカイロやダマスクスでは、支配層から一般民衆に至る人々が結びあうさまざまな関係性のなかで、社会が営まれた。ヨーロッパ/アジアという二分法を超えてイスラームの都市社会を描いた社会史・都市史の名著。中国社会とイスラーム社会を比較した補論「ヒエラルヒーとネットワーク」を併載。
目次
第1章 マムルーク朝における都市の変遷
第2章 都市の生活におけるマムルーク体制
第3章 都市社会
第4章 政治システム―マムルーク朝国家と都市の名士層
第5章 政治システム―暴力と無力のはざまの一般民衆
第6章 結論―中世ムスリム都市における社会と政治体制
補論 ヒエラルヒーとネットワーク―中国社会とイスラーム社会の比較
著者等紹介
三浦徹[ミウラトオル]
1953年生。東京大学大学院人文科学研究科修了、お茶の水女子大学名誉教授、(公財)東洋文庫研究員。アラブ・イスラーム史
太田啓子[オオタケイコ]
1972年生。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了(博士、人文科学)。(公財)東洋文庫研究員。メッカ史・国際商業史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MUNEKAZ