出版社内容情報
ゼロ金利、量的緩和、インフレ目標、政府との共同声明、異次元緩和--。異例の金融政策の背後で、いかなる議論や駆け引きが行われていたのか。日銀法改正から菅政権発足まで。日銀に密かに眠るオーラルヒストリーを基に、悲願の「独立性」を追い求めて後退戦を余儀なくされてきた新日銀歴代総裁の苦闘の歴史を白日の下に晒す。
内容説明
ゼロ金利、量的緩和、インフレ目標、政府との共同声明、そして異次元緩和―。異例ずくめの金融政策の背後で、いかなる議論や駆け引きが行われていたのか。何故こんなことになったのか。一九九八年の日銀法施行以来、蜃気楼のような「独立性」を追い求めて、後退戦を余儀なくされてきた、松下康雄、速水優、福井俊彦、白川方明、黒田東彦の新日銀歴代総裁。その苦闘の軌跡を長期にわたる執拗な取材で詳細にドキュメントする。
目次
プロローグ 「独立」への旅の始まり
第1章 「松下時代」日銀法改正と金融危機―1996~1998
第2章 「速水時代」独立性という陥穽―1998~2003
第3章 「福井時代」反転攻勢、量の膨張と収縮―2003~2008
第4章 「白川時代」危機の再来、政治との確執―2008~2013
第5章 「黒田時代」ゴール未達、そして漂流―2013~
エピローグ コロナ・ショック、そして首相交代
著者等紹介
西野知彦[ニシノトモヒコ]
1958年長崎県に生まれる。慶應義塾大学卒業後、時事通信社で編集局、TBSテレビで報道局に所属し、日本銀行、首相官邸、大蔵省、自民党などを担当したほか、「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」「Nスタ」の制作プロデューサーを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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