出版社内容情報
気候変動、パンデミック、テロリストの脅威、核兵器などの地球規模の脅威に、既存の国家中心的な世界秩序は対応できていない。あるべき新しい世界秩序とは? そして、求められる新たな人間像とは? 国家による古い地政学から人々による新しい地政学への、人類の生存を賭けた〈シフト〉をめぐるスケールの大きな論考。
内容説明
気候変動、パンデミック、テロリズム…地球規模の危機の中で人類は生き残りうるか?「知性の闘士」リチャード・フォークによるグローバル市民社会の構想。
目次
新しい地政学に向けて
ポスト世俗の境界線
ドローンはなぜ核兵器より危険なのか
新しい立憲主義の輪郭
グローバル・ガバナンスの諸地平
グローバルな危機への対応
グローバルな想像に向けて
調査を組み立てる―強い社会/弱い国家とは
第一次世界大戦の分裂的遺産
グローバルな秩序を構成する四つの論理
ドローン時代の永遠戦争を論じる
政治的状況を変化させる―同時代の一人の個人として
人類種は生き残りたいと思っているのか?
著者等紹介
フォーク,リチャード[フォーク,リチャード] [Falk,Richard]
1930年アメリカ生まれ。世界的に著名な国際法および国際政治の研究者。40年にわたりプリンストン大学で教鞭をとった後、2002年よりカリフォルニア大学サンタバーバラ校グローバル国際研究オーファリー・センター研究教授を務める。「世界秩序モデル・プロジェクト」(WOMP)創設時のメンバーの1人
前田幸男[マエダユキオ]
1974年生まれ。創価大学法学部教授。政治学、国際関係論
千葉眞[チバシン]
1949年生まれ。国際基督教大学名誉教授。政治思想史、政治理論
小林誠[コバヤシマコト]
1960年生まれ。お茶の水女子大学大学院教授。国際政治学、国際関係学
小松〓利明[コマツザキトシアキ]
1974年生まれ。天理大学国際学部准教授。国際法、平和研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Isamash