出版社内容情報
ビッグデータやAIの導入、サイバスロンやeスポーツなどの新たな潮流、ソーシャルネットワークを利用し社会を変えていくアスリートたち――さまざまな現象を通して、巨大な転換点にあるスポーツの今を読み解く。
内容説明
オリンピックから排除される義足アスリート、テストステロンによる性別判断、データ解析による戦術革命、認知機能を強化する育成テクノロジー、サイバスロンやeスポーツの興隆…。大きな転換期を迎えたスポーツの未来と、社会と向き合いながら競技の可能性を探るアスリートたちの試みを読み解く。二〇二〇年以降を見据えた、まったく新しいスポーツ論。
目次
ポスト・スポーツとは何か?
第1部 競技者とは誰か(ポスト・スポーツの時代―ビッグデータと変容するスポーツ競技;前‐個体性のスポーツ―制御される偶発性とテクノロジーに繋がった「身体図式」)
第2部 転回するハビトゥス(ハビトゥスなきハビトゥス―ポスト・スポーツの身体と現代におけるコミュニケーション;視覚のハビトゥス―「黒人の身体能力神話」と「身体論ナショナリズム」)
第3部 アスリートたちの闘い(批判的ポスト・スポーツの系譜―抵抗するアスリートと「ソーシャル」の可能性;記憶と身体の「ポスト・コロニアル」―モハメド・アリ、C・L・R・ジェームズ、黒い大西洋)
第4部 スポーツの未来(「横乗り文化」と変容するライフスタイル―スノーボードの批判的滑走身体)
著者等紹介
山本敦久[ヤマモトアツヒサ]
1973年生まれ。長野県長野市出身。成城大学教授。専門はスポーツ社会学。スポーツの権力とアスリートによる支配への抵抗表現を主なテーマとして研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ときわ
K.C.
ああああ
Masaki Sato
fs_htnk