ポスト・スポーツの時代

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ポスト・スポーツの時代

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613989
  • NDC分類 780.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ビッグデータやAIの導入、サイバスロンやeスポーツなどの新たな潮流、ソーシャルネットワークを利用し社会を変えていくアスリートたち――さまざまな現象を通して、巨大な転換点にあるスポーツの今を読み解く。

内容説明

オリンピックから排除される義足アスリート、テストステロンによる性別判断、データ解析による戦術革命、認知機能を強化する育成テクノロジー、サイバスロンやeスポーツの興隆…。大きな転換期を迎えたスポーツの未来と、社会と向き合いながら競技の可能性を探るアスリートたちの試みを読み解く。二〇二〇年以降を見据えた、まったく新しいスポーツ論。

目次

ポスト・スポーツとは何か?
第1部 競技者とは誰か(ポスト・スポーツの時代―ビッグデータと変容するスポーツ競技;前‐個体性のスポーツ―制御される偶発性とテクノロジーに繋がった「身体図式」)
第2部 転回するハビトゥス(ハビトゥスなきハビトゥス―ポスト・スポーツの身体と現代におけるコミュニケーション;視覚のハビトゥス―「黒人の身体能力神話」と「身体論ナショナリズム」)
第3部 アスリートたちの闘い(批判的ポスト・スポーツの系譜―抵抗するアスリートと「ソーシャル」の可能性;記憶と身体の「ポスト・コロニアル」―モハメド・アリ、C・L・R・ジェームズ、黒い大西洋)
第4部 スポーツの未来(「横乗り文化」と変容するライフスタイル―スノーボードの批判的滑走身体)

著者等紹介

山本敦久[ヤマモトアツヒサ]
1973年生まれ。長野県長野市出身。成城大学教授。専門はスポーツ社会学。スポーツの権力とアスリートによる支配への抵抗表現を主なテーマとして研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ときわ

7
難しかった~。日本語なのにほとんど意味が分からない文章もたくさん。でも自分でも不思議なんだけど読み切った。最近は堪え性が無くなって、つまらないと思ったらすぐに読むのをやめてしまうのに。ここ何年も競技スポーツについてもやもやしたものを感じていた。自分でもちゃんと指摘できなかったもやもやを、ちゃんと考察してくれていた人がいたのだ!と思えてすごく嬉しくなった。ものすごくたくさんの情報が詰め込まれていてアップアップだったが、こういう学問の仕方があるんだと知ることができ、感動した。2023/03/02

K.C.

3
非常に示唆に富んだ本。たぶん書評で引っかかって手に取ったものだが、スポーツをめぐる様々な問題を取り上げていて非常にタイムリー。障害者スポーツが障害によって区分けされすぎる弊害、ビッグデータ、eスポーツ、BLMをはじめとするソーシャル・アスリート、マスコミによる神話、ライフスタイルとの融合。社会学の用語はいちいち辞書を引くしかないが、視点が変わる一冊。2月の脱稿、3月の刊行だが、全米オープンにおける大坂なおみの一件も織り込んでいたら、さらに身近になったかも知れない。良書。2020/09/21

ああああ

3
哲学や社会理論を使って「ポスト・スポーツ」を説明しようと試みている。それ自体、理論的な当てはまりはあるし、「説明してくれた」感じにはなる。しかし、いかんせんエッセイちっくになってしまっているのが何とも。すなわち、実証的じゃない。岩波書店からスポーツ関連の本はあまりでていないので、今後後発する書籍が出てくるのを期待したい。というより、岩波の伝統としてこういう本やっぱ多いなとつくづく実感。それがいいところではあるんだけどね。2020/06/01

Masaki Sato

2
データ革命やe-スポーツから見るスポーツの身体性、メキシコ五輪のスミスとカーロスなどのアスリートのソーシャルな意味付けなど。ベースがあるので全体として散らばってる感じがしたが一つ一つはとても興味深い。スポーツと身体の論考はやはり多木浩二が一つの到達点なのかな。2021/08/13

fs_htnk

2
著者は反東京2020な書籍をいくつか出してるようで、自分にとってはいま生活する上ではまったく役に立たないであろう論文ではあるんだけど、「ビッグデータと変容するスポーツ競技」「前ー個体性のスポーツ」でまとめられた第一部は、日ごろ漠然とイメージしてたものとわりと近くて、それを言語化したらこうなるのかもなあ、学者スゲーなあ、と。これが名著かどうかは第二部以降が自分にはクソ難しくて評価のしようがないものの「岩波らしい」な一冊だとは思う。2021/08/04

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