記者と国家―西山太吉の遺言

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  • サイズ 46判/ページ数 152p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613552
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

国家の嘘と対峙した記者の運命。このまま沖縄返還を迎えさせてはならない、せめて一撃は与えなければ―。取材源の秘匿と「知る権利」の狭間で葛藤するうち、機密報道はスキャンダルへとすり替えられていく。いま初めて明らかにする「事件」の経緯とは。

目次

第1章 権力対新聞―渡邉恒雄と私
第2章 ああ、宏池会―失われた平衡感覚と保守の多様性
第3章 欺かれた国会、国民―四〇〇万ドル肩代わりの沖縄密約取材
第4章 情報公開法の罠―密約は闇の中に
第5章 省益優先の外務省報告―国民不在の悪習は続く
第6章 長州一族の国家改造論―岸・佐藤・安倍の大仕事
第7章 辺野古問題の真相―米国の都合が第一の日本政府

著者等紹介

西山太吉[ニシヤマタキチ]
1931年生れ。毎日新聞社勤務中72年沖縄返還をめぐる密約取材で国家公務員法違反容疑で逮捕、78年最高裁で有罪確定。05年謝罪と損害賠償を国に求め提訴したが、敗訴。08年外務省、財務省への情報公開請求に加わったが「不開示」処分。改めて密約文書開示請求訴訟を起こし、東京地裁で全面勝訴、東京高裁は原告の請求を棄却、14年最高裁で上告棄却(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuki

4
山崎豊子「運命の人」とお友達から教えられ読みました。国家権力は恐ろしいと思います。密約や隠ぺいが幅を利かせるこの国の戦後史と沖縄の不幸な歴史がわかります。2020/01/08

とりもり

2
沖縄密約をすっぱ抜きながら、情報の取り方を咎められて筆を折らざるを得なかった悲運の凄腕記者。内容に目新しさはないが、岸佐藤安倍の長州一族(というより妖怪・岸とそれを崇拝する縁者たち)が日本に残した負の遺産の大きさを改めて思い知る。アメリカ盲従、予算は全負担、そして国民の知る権利は徹底的に排斥する。こんな前近代的な政治がまかり通ってきた(そして未だにそれが支持される)ことに驚きを禁じ得ない。それに対する警鐘を「遺言」と呼ぶなら、確かにこの人ほどそれを語るのにふさわしい人はいないかな。★★★★☆2023/08/28

Hiroki Nishizumi

2
岸佐藤安倍の長州族どものおかげで歪んだ今の日本があるということなのか。残念だ。2022/05/30

miunac

2
西山事件について知りたかったのだが、目新しい情報は皆無。分かったのは、行政(政権と官僚)はいつでも司法に介入し、三権分立などそもそも存在しないということ。まず第一に、指揮権が発動された造船疑獄で佐藤栄作が逮捕されてればもっといろいろ変わっているはずである。あとは、池田勇人内閣の時の官房長官が大平正芳で、他の本で知った佐藤栄作内閣の官房長官が竹下登だということを勘案すると、官房長官から首相まではおよそ15年はかかるというのが常識的な考え方だということ(分かるね?)。2021/01/01

みさと

2
沖縄返還に絡む日米密約の機密文書をすっぱ抜いた元新聞記者西山太吉、国家の嘘と対峙した者の「遺言」。自民党派閥政治全盛期の宏池会に食い込んだ記者として接した歴代首相などの肉声。沖縄密約機密漏洩事件の顛末。沖縄密約開示請求訴訟と、そこから見えてきた情報公開法の限界と文書を廃棄してなかったことにする日本政府のあり方に対する危機感。日米安保と沖縄返還の密約が、その後のさらなる密約を生み続け、今や日本をがんじがらめに縛り付けている日米密約外交に対する警鐘。米軍側から見た辺野古問題の真相。負の遺産を遺言として語る。2020/01/10

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