出版社内容情報
プラタナス,イチョウ,ケヤキ,サクラ……多彩な働きをする「身近な緑」を育むと,人も,社会も豊かになる.
プラタナス,イチョウ,ケヤキ,サクラ……街の木は,多彩な働きによって都市生活を支えている.「緑の日傘」で猛暑の路面温度は何度下がる? 日本の街路樹は,なぜこぢんまりしているのか.世界の街路樹事情や歴史的なエピソードも交えながら,人を,社会を,もっと豊かにする「身近な緑」の本当の魅力を伝える.
目次
はじめに
第Ⅰ章 街路樹と日本人
1 街路樹とは?
2 日本の街路樹の歴史
3 世界からみた日本の特色――「透かし剪定」という文化
4 多面的・複合的な機能
第Ⅱ章 都市の緑はいま
1 街路樹の「姿」をつくる人たち
2 「ぶつ切り」が横行する制度的な背景
3 緑の地域史をふり返る
4 大きな樹冠を維持しているコミュニティ
5 無電柱化・歩道拡幅のための伐採はやむを得ないか
第Ⅲ章 枝を見る 木を知る
1 身近な緑と顔見知りになる
2 木の「自然な姿」とは?
3 街路樹の周りはどうなっているか
第Ⅳ章 東京五輪マラソンコースを歩く
1 喫緊の課題は「暑さ対策」
2 マラソンコースの街路樹
3 「樹冠最大化」のためのシステムづくり
おわりに
図版提供一覧
著者略歴
藤井英二郎(ふじい えいじろう)
1951年生まれ.千葉大学名誉教授.専門は環境植栽学,庭園学.1974年千葉大学園芸学部造園学科卒業,1979年筑波大学大学院農学研究科農林学専攻修了.1988年「農村空間の構造と特性に関する緑地学的研究」で日本造園学会賞受賞.千葉大学園芸学部助手,助教授を経て2004~2016年まで千葉大学教授.在職中,造園樹木の樹形・根系の研究,植栽の認知科学的研究,庭園の史的考察を並行して進めてきた.著書に『見る庭と触れる庭――日本人の緑地観』(淡交社),『造園実務必携』(共編著,朝倉書店),翻訳書に『樹木からのメッセージ』(共訳,誠文堂新光社)など.
内容説明
「緑の日傘」が大きくなると、人も、街も、笑顔になる。長年にわたって国内外の街路樹を見守り続けた著者が、2020年東京五輪のマラソンコースをはじめ、都市の木々を見るポイント、その本当の魅力をわかりやすく解説。
目次
第1章 街路樹と日本人(街路樹とは?;日本の街路樹の歴史;世界からみた日本の特色―「透かし剪定」という文化;多面的・複合的な機能)
第2章 都市の緑はいま(街路樹の「姿」をつくる人たち;「ぶつ切り」が横行する制度的な背景;緑の地域史をふり返る;大きな樹冠を維持しているコミュニティ;無電柱化・歩道拡幅のための伐採はやむを得ないか)
第3章 枝を見る 木を知る(身近な緑と顔見知りになる;木の「自然な姿」とは?;街路樹の周りはどうなっているか)
第4章 東京五輪マラソンコースを歩く(喫緊の課題は「暑さ対策」;マラソンコースの街路樹;「樹冠最大化」のためのシステムづくり)
著者等紹介
藤井英二郎[フジイエイジロウ]
1951年生まれ。千葉大学名誉教授。専門は環境植栽学、庭園学。1974年千葉大学園芸学部造園学科卒業、1979年筑波大学大学院農学研究科農林学専攻修了。1988年「農村空間の構造と特性に関する緑地学的研究」で日本造園学会賞受賞。千葉大学園芸学部助手、助教授を経て2004~2016年まで千葉大学教授。在職中、造園樹木の樹形・根系の研究、植栽の認知科学的研究、庭園の史的考察を並行して進めてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
鵐窟庵
かず坊
鬼山とんぼ
とりもり
-
- 和書
- 植物刺繍図鑑
-
- 電子書籍
- 古今和歌集 【笠間文庫】原文&現代語訳…