出版社内容情報
ツイッターを止めるか、裁判官を辞めるか――SNS上での投稿が原因で、異例の「分限」裁判の当事者となった現職判事は、何を考え、何と闘っていたのか? 時代に逆行する裁判所に警鐘を鳴らし、司法の未来を考えるための必読の書。
内容説明
ツイッターをやめるか、裁判官を辞めるか。自らの関与しない訴訟記事を紹介したツイートが原因で、現職の判事が「分限裁判」(裁判官の懲戒などに関する裁判)にかけられ、最高裁判事と対峙することに―。前代未聞の事態の当事者となって体験したこと、そこから見つめ直した司法、そして社会の現実を、平易な筆致で綴る。なぜSNSを続けるのか。どうして「白ブリーフ判事」と呼ばれるようになったのか。最高裁、そして裁判所の変質の背景には何があるのか。この時代に、裁判官に本当に期待されることとは何なのか…。司法の未来を考えるために必読の書。
目次
第1部 前史―私はいかにしてSNSを始めたのか(法律情報ポータルサイトを立ち上げる;SNS雑感―自分を「落とす」仕掛け ほか)
第2部 「分限裁判」とは何だったのか(そして、裁判が始まった;当事者となって知った手続保障の現実 ほか)
第3部 変貌する最高裁、揺らぐ裁判所(続出していた不可思議な判決;静かに進行する最高裁判事の「王様」化 ほか)
第4部 「司法の民主的コントロール」は可能か?(裁判所の組織防衛術;裁判官の「真の信頼」のために)
著者等紹介
岡口基一[オカグチキイチ]
1966年大分県生まれ。1990年東京大学法学部卒業。東京地方裁判所知的財産権部特例判事補、福岡地方裁判所行橋支部判事を経て、現在、東京高等裁判所判事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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