最高裁に告ぐ

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613316
  • NDC分類 327.04
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ツイッターを止めるか、裁判官を辞めるか――SNS上での投稿が原因で、異例の「分限」裁判の当事者となった現職判事は、何を考え、何と闘っていたのか? 時代に逆行する裁判所に警鐘を鳴らし、司法の未来を考えるための必読の書。

内容説明

ツイッターをやめるか、裁判官を辞めるか。自らの関与しない訴訟記事を紹介したツイートが原因で、現職の判事が「分限裁判」(裁判官の懲戒などに関する裁判)にかけられ、最高裁判事と対峙することに―。前代未聞の事態の当事者となって体験したこと、そこから見つめ直した司法、そして社会の現実を、平易な筆致で綴る。なぜSNSを続けるのか。どうして「白ブリーフ判事」と呼ばれるようになったのか。最高裁、そして裁判所の変質の背景には何があるのか。この時代に、裁判官に本当に期待されることとは何なのか…。司法の未来を考えるために必読の書。

目次

第1部 前史―私はいかにしてSNSを始めたのか(法律情報ポータルサイトを立ち上げる;SNS雑感―自分を「落とす」仕掛け ほか)
第2部 「分限裁判」とは何だったのか(そして、裁判が始まった;当事者となって知った手続保障の現実 ほか)
第3部 変貌する最高裁、揺らぐ裁判所(続出していた不可思議な判決;静かに進行する最高裁判事の「王様」化 ほか)
第4部 「司法の民主的コントロール」は可能か?(裁判所の組織防衛術;裁判官の「真の信頼」のために)

著者等紹介

岡口基一[オカグチキイチ]
1966年大分県生まれ。1990年東京大学法学部卒業。東京地方裁判所知的財産権部特例判事補、福岡地方裁判所行橋支部判事を経て、現在、東京高等裁判所判事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

18
裁判官の王様化2024/10/14

Yuichi Tomita

5
恥ずかしながら岡口分限裁判の決定をきちんと読んでいなかったが、今回初めて読んだ。表現の自由どころか憲法にすら全く触れることもなく、全員一致の結論。14人もいて反対意見が一人もいないのはガッカリした。最高裁判所ってそんなところだったっけ? 憲法に関する裁判については、意味不明な判決が昔から多いと思っていたが、それが当たり前になってしまっているのか?本書でも紹介されている君が代再雇用拒否事件なんて本当に酷い判断がなされている。 法曹の端くれとして今後も動向を見守りたい。2019/03/31

Lisa Tada

4
感想を一言でいえば。『絶望』。著者の高裁裁判官岡口基一氏をFBでフォローしているが、極めて理性的かつ楽観的そして一般社会通念上、普通の人である。その告発の書。司法界において、最高裁判所という権能を使い、上司・上部組織・政権与党におもねらない人間を、いじめ、パワハラの限りを尽くすさまは、恐ろしい。裁判官『ぽい』『らしい』生活を求められ、それにそぐわないと、不当な処罰を加えられる。いいのでしょうか、国民のみなさま、正義の砦であるべき裁判所が、そんな体たらくで。『司法はこれでいいのか。』と併せて読むのがお勧め。2022/07/28

Yuichi Tomita

4
3読目。著者の主張には賛同しかねるところもあるが、分限裁判の手続保障がなされていない点、最高裁判所の雑な判決についてはごもっともと思う。2019/05/15

アーク

4
岡口基一裁判長が何気なく発したツイートが山火事の如く広がっていき、 遂には岡口分限裁判で戒告処分を喰らうまでとなった過程を描いたこの本、最高裁判所がいかに閉鎖的かつ事なかれ主義であるかがよく分かった。岡口裁判長のようなこれまで存在していなかった(いい意味で)異端の存在は、裁判所にとっては目の上の瘤。その瘤を排除するために手段を選ばない、というのはあまりに強引かつ裁判所の信用を落とすだけだよな。本書が現状の最高裁判所の体質に変化をもたらす劇薬となれ。2019/04/03

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