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書道史 謎解き三十話

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613101
  • NDC分類 728.2
  • Cコード C0076

出版社内容情報

王羲之,顔真卿,空海,行成……日中書道史に名を残す能書家の生涯と作品に秘められた,興味津々の謎.

第一話 漢字は秦篆に始まる
第二話 王羲之にただよう悲運の影
第三話 蘭亭の宴の罰則は酒二斗
第四話 墓誌銘とは何か
第五話 張猛龍碑は名碑だったのか
第六話 法隆寺仏造像銘の背景
第七話 智永の鉄門限と真草千字文
第八話 宇治橋碑の復元はしたけれど
第九話 欧陽詢は隋唐の大家
第十話 南朝書法の理想家虞世南
第十一話 ?遂良――二つの書法
第十二話 東国古碑の笠石
第十三話 写経生哀歌
第十四話 仮名は奈良朝の下級官吏によって作られた
第十五話 顔真卿――安史の乱
第十六話 顔真卿――二つの顔
第十七話 顔真卿――壮絶なる晩節
第十八話 顔真卿――一碑一面貌の謎(1)
第十九話 顔真卿――一碑一面貌の謎(2)
第二十話 空海は五筆和尚
第二十一話 道風に筆のわざわい
第二十二話 行成のことなかれ主義
第二十三話 高野切は古筆の縮図
第二十四話 蘇軾の「寒食詩巻」と遊び心
第二十五話 米?の審美眼と奇行癖
第二十六話 王鐸――心の屈折を書にたたみ込む
第二十七話 良寛の真骨頂
第二十八話 張裕?と老荘思想
第二十九話 楊守敬の商才と日本人
第三十話 呉昌碩にとっての日本人

あとがき

魚住 和晃[ウオズミ カズアキ]
著・文・その他

内容説明

優美な「蘭亭序」の裏の王羲之の苦悩とは?顔真卿の石碑は、それぞれ書きぶりが異なるのはなぜか?道風の「和様の書」が、不動の名品とされたわけは?なぜ良寛の書は、観る者の心を和ませるのか?さらに智永、欧陽詢、米〓(べいふつ)、空海、行成など、歴史に名を残す書の大家たちの生涯と運命を辿り、書法に秘められた思想を読み解く。書を学び、鑑賞するための格好の手引となる、興味津々の一冊。

目次

漢字は秦篆に始まる
王羲之にただよう悲運の影
蘭亭の宴の罰則は酒二斗
墓誌銘とは何か
張猛龍碑は名碑だったのか
法隆寺仏造像銘の背景
智永の鉄門限と真草千字文
宇治橋碑の復元はしたけれど
欧陽詢は隋唐の大家
南朝書法の理想家虞世南
〓遂良(ちょすいりょう)―二つの書法
東国古碑の笠石
写経生哀歌
仮名は奈良朝の下級官吏によって作られた
顔真卿―安史の乱
顔真卿―二つの顔
顔真卿―壮絶なる晩節
顔真卿―一碑一面貌の謎(1)
顔真卿―一碑一面貌の謎(2)
空海は五筆和尚
道風に筆のわざわい
行成のことなかれ主義
高野切は古筆の縮図
蘇軾の「寒食詩巻」と遊び心
米〓(べいふつ)の審美眼と奇行癖
王鐸―心の屈折を書にたたみ込む
良寛の真骨頂
張裕〓(ちょうゆうしょう)と老荘思想
楊守敬の商才と日本人
呉昌碩にとっての日本人

著者等紹介

魚住和晃[ウオズミカズアキ]
1946年生まれ。三重県出身。東京教育大学教育学部大学院修士課程修了。神戸大学国際文化学部教授、同大学院総合人間科学研究科教授を経て、同大名誉教授。天津大学客員教授、文学博士、書家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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belle

5
今年に入り、顔真卿「祭姪文稿」、空海「風信帖」、小野道風「屏風土代」と間近に名筆を鑑賞する機会を得た。書を見る時は、冷静かつ心躍る。この本では、書の大家たちを~いかに生き、いかに書いたか~に光を当てて、三十話に分けて描いている。文字を統一した秦の始皇帝の時代から19世紀末まで、華麗なる日中の書家の名が並ぶ書道史は、少し難儀する箇所もあったが丁寧に読み進んだ。先日は古書市で「五體字類」を購入したし、古典を臨書する準備は整った。いざ!2019/05/24

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