出版社内容情報
「帝国」の構造や植民地支配のあり方を総体として理解するために必要な論点を選び、政治・経済の制度と文化的側面の双方に目を配りながら、わかりやすく解説する。研究の到達点と今後の展望を示す画期的概説書の誕生。
内容説明
研究の緻密化と並行して細分化が進むなか、「帝国」の構造や植民地支配のあり方を総体として把握・理解する必要性がますます高まっている。そのために必要な論点を、政治・経済の制度と文化的側面の双方に目を配りつつテーマ別に整理し、第一線の研究者36人がわかりやすく解説する。研究の到達点と今後の展望を提示する画期的入門書。
目次
第1部 植民地支配の基盤(植民地主義;統治機構と官僚・警察・軍隊;被支配者の主体性 ほか)
第2部 植民地の社会と文化(ジェンダー・セクシュアリティ;労働;人の移動 ほか)
第3部 視角と方法(帝国主義研究の現在的意義;「間‐帝国史trans‐imperial history」論;グローバル・ヒストリーから見た「日本帝国」 ほか)