ショスタコーヴィチ―引き裂かれた栄光

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000612586
  • NDC分類 762.38
  • Cコード C0073

出版社内容情報

ロシア革命、第二次大戦、スターリン独裁など、動乱と粛清の時代を生きのびたショスタコーヴィチ。彼の密かな権力への抵抗とは? ソ連崩壊後の最新の解釈を踏まえ、権力と芸術をめぐる人間ドラマとしても楽しめる評伝。

内容説明

ロシア音楽史の中で最も激しい毀誉褒貶にさらされる作曲家、ドミートリー・ショスタコーヴィチ。ロシア革命、大テロル、世界大戦、スターリン独裁など激動の20世紀ソ連に生きたこの芸術家は、どのようにして歴史の悲劇を生きのびたのか。音楽に秘められた彼の権力への抵抗のメッセージとは?ソ連崩壊後の最新の資料と解釈を踏まえた、権力と芸術をめぐる人間ドラマ。

目次

プロローグ
1 前衛としての栄光(誕生―一九〇六~一九二七;前衛の青春―一九二七~一九三二;岐路―一九三二~一九三七)
2 二枚舌による抵抗―圧政と戦火の中で(大テロル、または失地回復―一九三七~一九四一;戦争交響曲―一九四一~一九四五;受難と歓喜―一九四五~一九五三)
3 影との闘い、または贖罪(栄光との闘い―一九五三~一九六八;内省と試練、または遺書としての音楽―一九六八~一九七五)
エピローグ

著者等紹介

亀山郁夫[カメヤマイクオ]
1949年生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門はロシア文学・ロシア文化論。東京外国語大学教授、同学長などを経て、名古屋外国語大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やっさん

116
★★★★☆ ショスタコーヴィチの生涯を著した書物の〝完全版〟といっていい。各曲にまつわるエピソードの量が桁違いで、新たな発見の連続だ。交響曲第3番が「第九」を意識したものだなんて意外すぎる(^_^;)2021/01/03

ジョンノレン

53
流石ロシア社会や歴史に通じた翻訳家亀山郁夫氏のショスタコーヴィッチ論は格調高く、音楽論も音楽評論家顔負けで精緻かつ重厚。交響曲を中心に本に添って聴き読みしつつ、思わず聴き込み、延べ3日ショスタコ沼にじっくり浸った。個人的に未開であった半分くらいの交響曲や〜マクベス夫人に加えヴァイオリン協奏曲第1番なども作曲時の背景など連想しつつのめり込み集中して一気に聴いていくうちに、かつてそれなりに感じていた部分的な違和感が霧散、すっかり虜になっている自分がいた。スターリンとプロコフィエフは同日に亡くなっていたんだね。2025/11/11

Wataru Hoshii

7
亀山先生によるショスタコーヴィチの評伝。ショスタコーヴィチは本音を書き残さなかった(そもそもソ連時代における「本音」とは何か、という話になってくるのだが)人なので、数ある評伝や研究書は全て作品の中に彼の意図を解読しようとする謎解きになる。本書も、様々な研究者の説にバランスよく目配りしながら、政治的な葛藤や私生活の波乱を乗り切って「ソ連の作曲家」であることを選択し、生き抜いたショスタコーヴィチの姿を描く。記述は丁寧だが、亀山先生の文章の熱量が高くて、時々休憩が必要。400ページを読み切るのが大変だった。2019/02/18

どら猫さとっち

5
20世紀のロシアの作曲家・ショスタコーヴィチの生涯と作品の謎と裏側を追った評伝。天才であるが故に悩みを抱え、社会からの重圧と闘いながら、20世紀を代表するクラシック音楽の名曲を誕生し続けた。ショスタコーヴィチについては謎が多いが、亀山教授自身の解釈で解き明かしているのが興味深い。僕がショスタコーヴィチが好きなのは、反骨精神とユーモアにあるが、それを再確認したのも本書である。2018/04/29

nago

3
没後50年の年のなかで読みきれなかったけど、読了。今まで断片的なエピソード(「プラウダ批判」とか)は知っていたものの、ショスタコーヴィチの生涯を通しで知るのは初めてで、記述も一本調子でなくて時にドラマティックな書きっぷりなこともあり、飽きずに読み通せた。ソ連の歴史、その不条理な抑圧、スターリンの存在(と、その不在)がその時節の情勢でショスタコーヴィチの創作に影響を与え、唯一無二の作品群が生み出されたことを改めて知る。聴いたことのない曲もいっぱいあるから、これから更にシャスタコの音楽理解を深めたい。2026/01/04

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