出版社内容情報
世界を理解する基本的な用語である「原因」と「結果」。だが、二つの事柄を原因と結果として結びつけるものが何かについて意見は分かれている。長年人を悩ませるこの問題に関する、いくつかの基本的な考え方を紹介し平易に解説する。
内容説明
「原因」と「結果」は、私たちが世界を理解する基本的な用語だ。だが、二つの事柄を原因と結果として結びつけるものが何かについて、人々の意見は分かれている。哲学者たちを悩ませてきた因果性に関する数々の難問について、いくつかの基本的な考え方を平易に解説したうえで、最後に統計を使って因果関係を探る現代の科学的方法について哲学の立場から考える。
目次
第1章 問題―因果性のどこが難しいのか
第2章 規則性―結びつきのない因果性はあるか
第3章 時間と空間―原因は結果よりも前に起こるか
第4章 必然性―原因はその結果を保証するか
第5章 反事実条件的依存性―原因は違いを生じさせるか
第6章 物理主義―すべては伝達に尽きるのか
第7章 多元主義―異なる多くの因果性があるのか
第8章 原初主義―因果性は最も基礎的か
第9章 傾向性主義―何が傾向を持つのか
第10章 原因を見つける―それはどこにあるのか
著者等紹介
マンフォード,スティーヴン[マンフォード,スティーヴン] [Mumford,Stephen]
ダラム大学教授。リーズ大学で博士号取得。形而上学、心の哲学から、最近はスポーツの哲学も研究している
アンユム,ラニ・リル[アンユム,ラニリル] [Anjum,Rani Lill]
ノルウェー生命科学大学(NMBU)研究員。トロムソ大学で博士号取得。哲学的因果論と科学方法論や科学研究との関係を広く研究している
塩野直之[シオノナオユキ]
東邦大学理学部准教授。行為論
谷川卓[タニカワタク]
慶應義塾大学論理と感性のグローバル研究センター共同研究員。現代形而上学(特に因果論、様相論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
くれは
Schuhschnabel
へたれのけい
午後
-
- 和書
- おひとりさまの最期