欧州統合は行きすぎたのか〈上〉“失敗”とその原因

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欧州統合は行きすぎたのか〈上〉“失敗”とその原因

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000612241
  • NDC分類 319.3
  • Cコード C0031

出版社内容情報

統合の拡大と深化が行きすぎたから、ユーロやEUは危機に直面したのか。EUに関する理論研究の大家が、〈失敗〉の本質と歴史的経緯を分析(上巻)、国民国家の重要性をふまえた新しい統合のあり方を論じる(下巻)。

内容説明

EUと単一通貨ユーロは、なぜ危機に直面したのか。統合の拡大と深化が「行きすぎた」からなのか?統合手法の誤謬とは何か。オルタナティブはどこにあるのか。EUに関する理論研究の大家が、経済学、経営学、社会学、国際政治学、法学、歴史学等にわたる深く豊富な知見にもとづき、各分野の研究成果を「統合」して全体像を示す。上巻では、主にこれまでの欧州統合における“失敗”の本質を、その歴史的経緯の分析のなかで明らかにする。

目次

序章 さまざまな地域統合
第1章 メタファーとしての通貨同盟
第2章 まったくの楽観主義の政治文化―その興亡
第3章 統合とそのモード
第4章 統合の深化―取引費用と社会政治的な限界
第5章 欧州統合と政経分離

著者等紹介

マヨーネ,G.[マヨーネ,G.] [Majone,Giandomenico]
1932年生。フィレンツェ(イタリア)の欧州大学院大学(the European University Institute)名誉教授(公共政策学)。EUに関する理論研究の大家で、とくにEUにおける規制ガバナンス研究で著名

庄司克宏[ショウジカツヒロ]
1957年生。慶應義塾大学大学院法務研究科教授/ジャン・モネEU研究センター所長。日本EU学会元理事長。2002年、欧州委員会よりジャン・モネ・チェア授与。2009‐10年、外務省日EU関係有識者委員会委員。専門分野は、EUの法と政策。現在の研究テーマは、EUガバナンスの法制度的研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
最近、EUについては経済あるいは移民などの問題があり英国などの動向からこのままでいいのか、ということが議論されるようになってきています。この本では最近のそのような状況を踏まえ、歴史的な観点、政治的な視点からの分析がなされています。米国に対抗すべくできたのだという気はしますが、欧州すべての国を統合させるのは無理があったという気がします。考え直す論点を示してくれています。2018/02/12

taming_sfc

1
上巻は、EUのみならず広く地域統合モデルについての考察から入る。統合のモード、統合の深化、などの議論は、専門家でも再読して意義があるのではないか。EUの統合モデルに批判的一辺倒ではないが、なぜEUの統合モデルに齟齬が生じるのかは、読んでいてすんなりと納得させられる筆力。2019/04/08

ルヴナン

1
危機に陥ったEUを、主に政策形成面から再検討する。そこで描き出されるのは、EUの極めて非民主的な政治システムだ。マネ式隠密統合に始まり、選挙を経ないコミッション。独立した、つまりは統制されない司法裁判所と中央銀行。欧州指導者は甘言を弄しながら統合を進め、統合と共にプレゼンスを拡大した。経済は破綻した、が経済を犠牲にしながら欧州パワーエリートが己の権力基盤を強化することだけは成功している。著者は明言していないがそれこそ真の目的だ。権力者の権力のための統合。そりゃみんな怒る。2018/05/19

papahaba

0
政治統合、欧州単一政府を目指した戦後の計画は、民主手続きの不足、加盟国拡大に伴う多様化等で頓挫している、統合のあり方を問う研究者の指摘。2021/11/18

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