山川静夫の文楽思い出ばなし

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山川静夫の文楽思い出ばなし

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000612128
  • NDC分類 777.1
  • Cコード C0076

出版社内容情報

半世紀にもわたり、太夫・三味線・人形遣いなど、文楽の人々と交流を重ねてきた著者。魅力あふれるその素顔を綴ったエッセイ集。

内容説明

若き日にNHK大阪中央放送局に勤務となった著者は、本場で文楽の奥深さを知り、とりこになったという。以来半世紀にもわたり、太夫・三味線・人形遣いをはじめ、文楽にたずさわる多くの人々と交流を重ねてきた。厳しい稽古を重ねて、初めて培われる珠玉の芸。真摯に芸と向き合うことから生まれる、豊かな人間性―戦後文楽史に名を残す、名人・上手の魅力的な素顔を、著者ならではの語りかけるような文体で綴ったエッセイ二十七編を収める。

目次

嘉肴あり―文楽との幸運な出会い―因会・三和会
「舞台も最後は“まこと”なのだ」―四世竹本津太夫
新たな息吹をもたらした天衣無縫のひと―二世桐竹紋十郎
聴き入る人々の胸をえぐる最後の浄瑠璃―豊竹山城少掾(二世古靭太夫)
「近いうちに“お鯛さん”食べに行きましょ」―八世竹本綱太夫・その一
親心あふれる思い出の「菊畑」―八世竹本綱太夫・その二
「明日を考えず“今日一番”を大切に」―四世竹本越路太夫
「天皇様に会うてきましたんや」―吉田兵次
ファンを魅了しつくした「文楽の男」―初世吉田玉男
「どんな役でも大事に遣え」―二世桐竹勘十郎〔ほか〕

著者等紹介

山川静夫[ヤマカワシズオ]
1933(昭和8)年静岡市生まれ。國學院大學文学部卒業後、NHK入局。1968年より東京アナウンス室に配属。「ひるのプレゼント」「ウルトラアイ」など人気番組の司会を担当。紅白歌合戦司会を通算13回務めるなど、NHKの顔として活躍した。専務理事待遇特別主幹を経て1994(平成6)年定年退職。現在は、エッセイストとして講演・執筆・評論などで幅広く活躍している。1990年、日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tom

17
山川静夫さんの文楽話。文楽は、ここ数年、ほとんど必ず見に行っている。文楽はほとんど愉悦の快楽です。三味線(太棹)の響きに震える。浄瑠璃の声が体をとろけさす。人形の表情の美しさ。山川さんが文楽そのものと文楽を演じる人たちに最大限の敬意をもって、接していたことを現すエッセイ集。でもね、残念なのは、登場する文楽の人たちが、私には見ることも聞くこともできない人たちということ。皆さん、ほとんどが亡くなっている名人ばかり。私の内心は、山川さん、幸せですよねと、ほとんど嫉妬に燃え上がる(笑)。2017/11/30

trazom

6
昭和8年生まれの山川さんが体験された戦後の文楽の思い出を、27編のエッセイとして語ったものであり、文楽の人たちへの愛情が溢れた情感に満ちた文章の数々である。八世竹本綱太夫・十世竹澤彌七、四世竹本越路太夫・二世野澤喜左衛門、四世竹本津太夫・六世鶴澤寛治という三組のゴールデンコンビを中心に、戦後の文楽が、困難を乗り越えて、人々に感動を届けてきた歴史がよくわかる。山川さんの古き良き「思い出ばはし」の一つ一つが心に響くが、そんな思い出に浸らなければいけないところに、今の文楽が置かれた絶望的な状況がある。2017/10/15

keisuke

2
5年ほど前から文楽ファンになり、時間を見つけては友人とともに舞台に足を運んでおります。この本は国立小劇場で買い求めました。咲太夫の語りや簑助師匠の人形遣いに単にうっとりした後、この本を読んだところ、文楽の芸の重みに改めて気づくとともに、厳しい修行に努めてこられた方々に思いを馳せました。浄瑠璃作家の鷲見房子さんのような自分とは桁違いの文楽ファンのお話も素敵でした。もっと勉強しなくちゃ♡2020/01/05

めっちー

0
NHK大阪中央放送局時代に文楽の取材をしていた著者が書いた、文楽の技芸員を中心に紹介した本。人形師や床山、演劇評論家、浄瑠璃作家や劇場も扱い、一人ごとに五ページ位にエッセイ風に纏めてる。当時の思い出話が沢山書かれている貴重な一冊。こういう本を読むと、名人達の芸を生で見たかった。文楽の修業は一生続く。吉田簑助さんの人形遣い見たさに通ってました。著者は取材当初は文楽に詳しくなかったと言うが、ここまで深く関わって来たのは努力もあるが人徳もだろう。山川氏の温かい人柄が伝わる。コロナ騒動が落ち着いたらまた行きたい。2018/05/12

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