沖縄は未来をどう生きるか

個数:

沖縄は未来をどう生きるか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月13日 07時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000611442
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0036

出版社内容情報

構造的差別に抗い、自己決定権の確立を求める沖縄の声。その歴史を遡り、未来を見据える対談。

内容説明

戦後七〇年、「復帰」四四年、米兵による少女暴行事件から二〇年。辺野古の海で新基地建設に抵抗する人びとに振るわれる日本国家の暴力は、歴史の深層に横たわる沖縄への構造的差別を炙り出した。しかし、いま沖縄の人びとはその差別を打ち返し、「沖縄人」としての声をあげ、自らの未来を開こうとしている。鉄血勤皇隊として沖縄戦を体験した元知事と、久米島に母方のルーツを持つ作家が、琉球処分から「復帰」、現代にいたる歴史をたどりつつ、沖縄の課題、そして未来への展望を語り合う。

目次

第1部 「沖縄の歴史」を知ることの意味(変動の時代に問われるもの;独立/復帰―基地という重石の下で;正義闘争から政治闘争へ―「勝つ」ということ;歴史の闇に隠された沖縄戦;日本の差別偏見が噴出した沖縄戦)
第2部 沖縄の自己決定権(「反沖縄」ビジネスに対抗する知的闘争力を;いくどでも「沖縄戦に立ち返る」こと;政権交代が開いた可能性とその反動;「過剰同化」を超え沖縄の声を届ける;普天間問題の存在論を問う;日米合意という実現されない空手形;なぜ辺野古移設は実現しないのか;知恵の力で未来を開いていく)

著者等紹介

大田昌秀[オオタマサヒデ]
1925年沖縄県久米島生まれ。沖縄国際平和研究所理事長。早稲田大学教育学部卒業後、シラキュース大学大学院修士課程修了。琉球大学法文学部教授、同学部長を経て、第4代沖縄県知事(1990‐98年)、参議院議員(2001‐07年)を務める

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。外務省入省後、在モスクワ日本大使館、本省国際情報局等に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

43
佐藤氏・言「いちばんの問題は構造的な差別…差別を行っている側は、差別者の認識を持っていない…今後沖縄はそれを理解させるような闘いを展開…それは大田先生が『醜い日本人』と指摘した日本人のあり方を解放する」と。内地日本人として、無意識な差別者として、知らなかった論点の数々の指摘が恥ずかしくも情けない。衝撃的な考察が多数で沖縄について認識を新たにする良書、いや激書。2021/04/07

emi

43
様々な沖縄の歴史の本を読んできた最後の締めくくりは、未来をどう生きるかというテーマ。佐藤優氏が久米島生まれだったとは知らなかったが、外務省時代の経験から出てくる提案がなかなか的を得ているというのか、新しい目線であったようにも思う。もっと中央政権に沖縄人を入れるべきというのは確かに現実的。非武装中立国という発想は、佐藤氏には実際には難しいと言われていたけれども、できるならいいのではないか。沖縄は誰にももう干渉なんかされたくないと思うし、その必要は初めからなかった。独自の国家で生きてきたのだから。2016/11/27

kawa

31
(再読)鉄血勤皇隊で20才にして地獄の沖縄戦を経験した元沖縄県知事の大田氏、母親が久米島出身の沖縄2世佐藤氏の対談。米軍基地の辺野古移設を、過度な集中押し付け構造の差別だと論じ、沖縄学や沖縄戦などにも議論の手応え十分な対談。映画「太陽(ティダ)の運命」が辺野古の30年を活写。アンチ大田の急先鋒で後に知事となる沖縄保守のリーダー翁長雄志氏の大田氏との確執。しかし、翁長氏も政府の度重なる不誠実に業を煮やし、遂に大田氏と同様な行動に至る。思わず感激、それだけではだめなのだが・・力作であることは保証です。 2025/04/05

Isamash

24
第4代沖縄知事(1990-98)参議院議員(2001-07)の太田昌秀と佐藤優の2016年発行の対談書。沖縄戦の史実、戦後史、米軍基地移転への政府対応を踏まえ、本土人による沖縄への差別を浮き彫りに。佐藤氏の沖縄人への戦略提言が印象に残った。官僚の策略的な論理の立て方の正確な把握、分断化への抵抗、反論に徹し代変え案を提示しない(それは中央官僚や政府のやること)、国際的世論への訴え(地域差別は世界的に存在)、長期的な人材育成(沖縄出身の中央官僚を育生)、独立運動は不適切もそれを可能とする人材や産業の確保、等。2023/11/12

Isamash

19
再読。長年に渡る沖縄への差別が、日本人として何とも腹立たしく感じた。また、沖縄戦の実態、牛島司令官の死亡日さえ確定されていないことに愕然とする。事実を示す文章をきちんと残さず歴史を修飾したがるエライ奴らの精神風土に嫌悪感。教育で、何とか変えられないものか。沖縄の米軍基地設置は地理的に合目的とも思ってもいたが、対中国を考えると近過ぎて、集中化はとても危険と思えてきた。グアム移転や本土への一部移転は軍事的側面のみから考慮しても、有りと思ってきた。他県でどこも希望しないのなら、我が東京都こそが引き受けるべきか?2024/06/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11115936
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品