出版社内容情報
米憲法史に輝くバーネット判決をひとりの判事の思考に即して読む。近代立憲主義の世界像を析出、吟味する名著の再刊。
内容説明
第二次大戦期アメリカの一判決のテクストから、近代立憲主義の思考の立ち上がりを鮮やかに描き出す。
目次
余剰について
第1部(判決の不在;差異と非区別)
第2部(知識人の位層;法=歴史の審判)
仮構あるいは逆接続
著者等紹介
蟻川恒正[アリカワツネマサ]
1964年東京に生れる。東京大学法学部卒業。現在、日本大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kojo Akira
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言説分析の手法で一裁判例(というよりもある一判事の言説)を位置付ける。用意した文脈を全て使いきれているかは疑問だが、目を開かせる力作であることは間違いない。2016/08/04
check mate
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蟻川先生の助手論文+処女書評。アメリカ憲法におけるwartimeの繰延べ。2016/05/21
アルビーノン
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Barnette判決の判決文とそれに関わる言説をとことん突き詰めると同時に、アメリカ憲法学の外側から中立性・客観性を保ってそれらを眺めるということを両立しえたからこそ、書くことができた論文という感じか。2022/03/05
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