内容説明
人口減少や経済活動の衰退による「都市の縮小」が世界各地で起こっている。このような事態に直面した都市では、質の高い新しい都市に転換するために、どのような政策対応を進めているか。ヨーロッパ、アメリカ、日本の港湾都市の実地調査にもとづく共同研究。
目次
第1章 二つのポスト・モダン都市像―世界都市と縮小都市
第2章 都市縮退への企業家主義的対応―アメリカ、ボルティモア市
第3章 大都市との一体化による縮小都市生き残りの可能性―フランス、ル・アーヴル市
第4章 成長する都市から持続可能な都市へ―ドイツ、ルール地方諸都市
第5章 都市を縮小させる複合的な競争―函館市・下関市
第6章 縮小都市の港湾再開発と市街地活性化策―長崎市
第7章 縮小都市をめぐる政治と行政―政治制度論による理論的検討
著者等紹介
加茂利男[カモトシオ]
大阪市立大学名誉教授。政治学
徳久恭子[トクヒサキョウコ]
立命館大学法学部教授。政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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