内容説明
日本的長時間労働の典型だった霞が関が、いま大きく変わろうとしている―。国家公務員の働き方を見直す動きの原動力は、登用政策で増えてきた女性官僚たちだ。次官から三〇代の専門職まで、様々な省庁で働く様々な年代の女性たちが、仕事の面白さ、出世の意味、家庭や子育てとの両立の課題について語る。霞が関から、日本が変わる?
目次
第1章 公務員の仕事は「翻訳」(前厚生労働事務次官 村木厚子)
第2章 ワークライフバランスを求めて(内閣人事局 定塚由美子/経済産業省 西格淳子)
第3章 外交の最先端にいる女性たち(外務省 三好真理、千吉良瑞生、岡本佳子)
第4章 出向が拓いた職業人生(衆議院調査局 伊藤和子/財務省 石井菜穂子)
第5章 若手女性官僚たちはなぜ声を上げたのか(厚生労働省 河村のり子/環境省 内藤冬美/財務省 中西佳子)
第6章 「理系女子」の生きる道 技官の仕事(復興庁 佃千加/農林水産省 福本弥生)
第7章 教育と法 社会のインフラに関わる仕事(文部科学省 大類由紀子/法務省 川野麻衣子)
第8章 「社会の防衛」にこそ女性が必要(防衛省 野田優子/警察庁 羽石千代)
第9章 働き方の改革は女性だけでなくすべての男女の問題(厚生労働省 河村のり子/環境省 内藤冬美/財務省 中西佳子)
著者等紹介
村木厚子[ムラキアツコ]
1955年高知生まれ。高知大学卒業後、78年労働省(現・厚生労働省)に入省。障害者支援、女性政策などに関わり、雇用均等・児童家庭局長などを歴任。2009年、郵便不正事件で逮捕・起訴されるも10年9月に無罪確定。同月より職場復帰し、13年7月より15年10月まで厚生労働事務次官を務めた
秋山訓子[アキヤマノリコ]
朝日新聞編集委員。1968年生まれ。東京大学文学部卒業。政治部、経済部、アエラ編集部、GLOBE編集部、政治部次長などをへて現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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