内容説明
「坂田記念ジャーナリズム賞」を受賞した毎日新聞大阪本社発行の朝刊に連載中のルポ「平和をたずねて」から、当時10代だった人々の体験談を単行本化。沖縄戦を生き抜いた少年通信士、ミッドウェー海戦を戦った少年水兵、植民地朝鮮で教師になった女学生、満州で終戦を迎えた医学生、原爆で両親を失った少女など…、戦争を背負わされた人びとの戦中から戦後、現在にいたる迫真のドキュメント9編を収録。
目次
第1部 戦火の少年たち―生と死を分かつもの(沖縄戦の少年通信士;ルソン島の軍内宣伝隊;海戦と飢餓の果て)
第2部 非情の外地―運命に翻弄されて(医師の見た満州;植民地朝鮮の教師ゆえに;引き揚げ港・舞鶴の残影)
第3部 終わらない戦争の傷痕(原爆に父と母を奪われて;絵図が告発した強制労働;毒ガス島からの伝言)
著者等紹介
広岩近広[ヒロイワチカヒロ]
毎日新聞専門編集委員。1975年に毎日新聞社に入社、大阪社会部やサンデー毎日編集部で事件と調査報道に携わる。2005年に大阪本社編集局次長として戦後60年企画の原爆報道を主に担当、07年から専門編集委員に就任し、大阪本社発行の紙面でルポ「平和をたずねて」(第22回坂田記念ジャーナリズム賞を受賞)を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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