出版社内容情報
「幸福論」のアランによる、宗教をめぐるプロポ(哲学断章)を集めた一冊。人間精神の深奥に迫る洞察。
内容説明
「人間が人間であるのは、つねに、人に対してわざを為すからである。他者に対して信仰も希望もなかったら、この世で何ができるというのか。…平和も正義も、それがつくり出せるのは人間だけである。」アラン(一八六八‐一九五一)が書きのこしたプロポ(哲学断章)から、「生きること、信じること」すなわち広い意味での宗教、人間の精神性や生き方に関わる省察を集めた一冊。読む者を遠くにみちびく力を秘めたフランス散文の傑作を、平明で味わい深い翻訳で贈る。
目次
精神の宗教性
信仰について
対神徳
メタファーについて
宗教と政治
預言
名誉の神学
神学について
見かけの物事
瞑想〔ほか〕
著者等紹介
アラン[アラン] [Alain]
1868‐1951。アランはペンネームで、本名はエミール・シャルティエ(´Emile Chartier)。エコール・ノルマル・シュペリュール(高等師範学校)を卒業後、リセ(高等中学校)の教師となり、哲学教師として40年間、フランス各地で教鞭をとった。A.モーロワ、S.ヴェイユ、S.ペトルマンなど多くの哲学者を育てた
神谷幹夫[カミヤミキオ]
1948年生まれ。早稲田大学理工学部(数学科)卒業。パリ・ソルボンヌ大学卒(哲学修士)。哲学者。Association des Amis d’AlainおよびInstitut Alain会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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