出版社内容情報
数多くの民族と言語を抱えながら,きわめて実験的な文学や,洗練された映画を産み出してやまない台湾.その文化・社会とはどのようなものなのか.台北,台南を拠点に街を歩き,詩人,映画人らと対話を重ね,夜を徹した宗教儀礼へ参加し,その重層的な魅力について縦横に語る.長期滞在を機に書き下ろす,著者初の台湾紀行.
内容説明
数多くの民族と言語を抱えながら、きわめて実験的な文学や、洗練された映画を産み出してやまない台湾。その文化・社会とはどのようなものか。台北、台南を拠点に街を歩き、詩人、映画人らと対話を重ね、夜を徹した媽祖巡礼へ参加し、その尽きせぬ魅力について縦横に語る。長期滞在を機に書き下ろす、初の台湾紀行。
目次
第1部 台北(台北という都市;一番古い城市 萬華;日本統治の陰に 大稲〓(てい)と西門町 ほか)
第2部 黒い女神を求めて(媽祖 黒い面の女神;進香日記)
第3部 台南(台南の印象;台南府城の士 林瑞明;民権路から大天后宮まで ほか)
著者等紹介
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年大阪生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。明治学院大学教授として長らく映画史の教鞭を執り、建国大学校、中央大学校(ともにソウル)、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、清華大学などで客員教授・客員研究員を務める。現在は映像と文学を中心に文化現象一般について、探求と執筆に専念。サントリー学芸賞、桑原武夫学芸賞、伊藤整文学賞、芸術選奨など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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榊原 香織
ヒデミン@もも
いーたん
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